『続古今和歌集』が面白い
後鳥羽院の御製が一番多く入集している勅撰和歌集は『続古今和歌集』である。
という、不純な動機で興味を持った『続古今和歌集』。しかしこれがまた、後鳥羽院抜きにしても面白い!
なんたって撰者が面白い。
筆頭は藤原定家の息子の為家、彼はまあ順当であるが、他に九条良経の息子や葉室光親の息子がいたりする。
葉室光親は承久の乱のときに北条義時追討の院宣を書いて処刑された人として有名だけど、光親は後鳥羽院の御代では和歌がダメなグループ(歌人グループ「柿本」に対して「栗本」と呼ばれる)