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大内基康コレクション寄贈記念展「書は人なり」〜書をあつめる楽しみ

コロナ禍でほとんど美術館博物館に行けていないこの頃ですが、近場で古筆を見る機会には恵まれています。

3月6日に始まった大内基康コレクション寄贈記念展「書は人なり」に、早速行ってきました。

貴重なコレクションを寄贈すると、勲章がもらえたりするんですね。入ってすぐにキラキラの勲章が飾ってありました。

有名人の書跡は本物ではなさそうな作品も多かったけど、和歌も美文字も盛り沢山で楽しかったです。

一番興奮したのは「新三十六歌仙図屏風」ですね。

定家フォント(定家筆ではない)の新三十六歌仙!

三十六歌仙といえば平安時代中期以前、新三十六歌仙は新古今前後の歌人さんで、私は断然新三十六歌仙が好きです。

これを定家フォント(定家筆ではない)で見れるなんて!

三十六歌仙は、佐竹本の模本(百部作られたうちの一部)が展示されていました。こちらも素晴らしいです。

一昨年、劇混みの京都国立博物館で押し合いへいあいしながら見たやつと同じだ!と思いながら、今回は独り占めしてゆっくり見れました。

大河ドラマ『麒麟がくる』で怪演をみせた覚恕法親王の御手もあったりしましたよ。

☆☆☆

出品一覧

会場の筆の里工房はお世辞にもアクセスが良いとは言えないところが難点ですね。

公共交通機関で行こうと思ったら、新幹線から在来線に乗り換えて13分、そこからバスに乗って15分、降りて徒歩20分。なかなか大変です。

でも、そのお陰かいつもだいたい空いていてじっくり見られるので私は好きです。

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