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私たちのターニングポイント From社内報 #12「波乱→激動→融合。『アサヒ/カルピス統合へ』」

本記事では、アサヒ飲料社内報コンテンツとして制作している「ターニングポイント」を一部編集してお送りいたします。「ターニングポイント」では当社役員・事業場長の転機となった経験に迫り、人生や仕事の軸となっていることを紹介しています。社員から人気が高い「ターニングポイント」を通して、当社の歩みを少しでもお伝えできればうれしいです。

今回は、アサヒ飲料とカルピスの統合に向けて奮闘した社員のターニングポイントです。

※本記事は2022年9月に社内報特集として執筆した内容です。


【プロフィール】

矢島 悟史(やじま さとし)/アサヒオリオン飲料 代表取締役社長
1992年カルピスへ入社。東京支店、コンク・ギフト事業部、札幌支店で営業に従事した後、
2002年広域営業部でコンビニエンスストアの営業を担当。2008年飲料事業部で商品開発を担当し、2011年鹿児島営業所長となる。2012年カルピスがアサヒグループの一員となったことを機に、2013年カルピス本社営業推進部の「アサヒ/カルピス統合プロジェクト」窓口となる。
2018年統括企画部長を経て、2022年より現職。


突然の新聞発表。驚きの中、状況も分からず統合へ向けて進んでいく


―ターニングポイントとなったキャリア上のエピソードを教えてください。

2013年「アサヒ/カルピス統合プロジェクト」に携わったことが私のターニングポイントです。2012年春、当時カルピス社員として鹿児島で暮らしていた朝、日経新聞一面で「カルピス、アサヒグループ入りへ」という記事を見ました。当然ながら突然の発表ですし、その時は意味も分からず当惑しました。会社の業績が悪かったわけでもなかったので、「これから自分はどうなってしまうのか」と不安になったことを覚えています。

その後2013年にカルピス本社へ異動し、営業部門の窓口として統合に向けたプロジェクトに携わることになりましたが、当時の社長はじめ、新たに出会う人たちばかり。日々、アサヒグループのある浅草本社に通い、打ち合わせを重ねました。一人だけで事務所の隅で仕事をしていた時は心細かったです。しかし、この時の経験があったからこそ、今の自分がありますし、アサヒ飲料との出会いが自身を成長させてくれたのだと思っています。まさに新たなスタートとなったターニングポイントです。


互いの長所を尊重して、素晴らしい会社になろう! この精神が統合を成功させた!


―統合における課題をどのように乗り越えられたのでしょうか。

プロジェクト開始当時は、文化や活動が大きく変わってしまうことに不安を感じる社員が多く、カルピス社内では常に意見のぶつかり合いがありました。プロジェクト内も同じで、アサヒ飲料もカルピスも、これまでのやり方をできる限り守りたいという気持ちから、互いに意見を主張してしまい、前に進まない時期がありました。

しかし、日が進むにつれ、それぞれが互いの長所を尊重していく空気になり、前向きな討議が行われるようになりました。不安を感じていたカルピス社員も、「市場規模拡大により新たな挑戦ができる!」と前向きになっていきました。営業部門のルール変更やシステムの統合にはとても高いハードルがありましたが、何よりも「常に前へ進もう」という統一した思いがあったからこそ、実現したものだったと思います。無事に統合ができたことには大きな達成感を覚えています。


後輩への想い

「常に一歩、いや半歩でも前に」は私がターニングポイントで学んだ最大の教訓です。いつまでも自分たちの意見を主張していたり、後ろ向きになっていたりしたら、良い統合にはならなかったと思います。「アサヒ飲料入社」や「カルピス入社」という言葉は遠い昔です。統合された当社に、毎年夢を描いた新入社員が仲間入りをしています。このような過程を経て新たなスタートをきった当社ですが、どちらの出身も分け隔てなく融合できた精神が今を作り上げているのだと思います。良い事ばかりではないですが、「常に一歩、いや半歩でも前に」と思って進むと、やりがいも見えてきます。気づけば、自身が成長できています。焦らず、前向きな気持ちを持つことが大事で、この思いはアサヒオリオン飲料でも常にメンバーと共有しています。


アサヒオリオン飲料社のご紹介!

アサヒオリオン飲料では、沖縄生まれ沖縄育ちの社員が一丸となって元気に奮闘しています。辛いことがあっても、沖縄の青い海や空を見て癒されています。自然に囲まれながら、社員と前向きに、明るく、さらなる成長を目指します!


―ありがとうございました!

今回の「私たちのターニングポイント」はいかがでしたでしょうか?
次回もお楽しみに!