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私たちのターニングポイント From社内報 #6「突破力を磨き、自分の道を切り拓く」

本記事では、アサヒ飲料社内報コンテンツとして制作している「ターニングポイント」を一部編集してお送りいたします。「ターニングポイント」では当社役員・事業場長の転機となった経験に迫り、人生や仕事の軸となっていることを紹介しています。社員から人気が高い「ターニングポイント」を通して、当社の歩みを少しでもお伝えできればうれしいです。
 
今回は、営業部門のプロセス改革に奔走した社員のターニングポイントです。
※本記事は2022年7月に社内報として執筆した内容です。


【プロフィール】

中嶋 雅樹(なかじま まさき)/営業戦略部長
1995年アサヒ飲料(旧アサヒビール飲料)入社。首都圏支社営業企画部に配属の後、1999年9月よりマーケティング部果実野菜グループで「バヤリース」の開発担当を務める。2002年4月より営業統括部で13年半、実務担当として奔走。その後、自販機事業戦略部副部長兼戦略グループリーダー、近畿圏、首都圏エリアの営業企画部長を歴任し、2020年4月からマーケティング企画部長、2023年9月より現職。


希望部署での奮闘も・・・道半ばで異動


―――ターニングポイントとなったキャリア上のエピソードを教えてください。

入社4年目の1999年9月、希望が叶いマーケティング部に配属されましたが、その後、たった2年半で営業統括部に異動となったことが私のターニングポイントです。
当時担当していた「バヤリース」ブランドは、マーケティング部の中で最も多くの新商品開発数で、私は年間20品もの開発を担当していました。日々、上司や先輩に助けていただきながら商品開発に奔走し、売上にも貢献していた自負があったのですが、たった2年半で営業統括部への異動の内示。自分自身のキャリアを振り返ると必要な経験だったと思いますが、当時はその人事に納得できず、部長に理由を問いただすほどでした。誰よりも商品を開発してきたのに評価されなかったことがとても悔しく、強い反骨心も芽生えました。それでも、新天地で何ができるのかをポジティブに考えた時に、マーケティング部で開発した商品が売上につながらず悔しい思いをした経験から、営業部門の課題解決(いかにして売るか)に着手しました。

反骨心から奔走した日々


――営業統括部ではどのような課題解決に取り組まれたのでしょうか。

営業統括部に在籍した2002年からの13年半の中で、業務・販促グループ、営業政策グループ、支社担当と営業統括部の全領域を経験することができましたが、一貫して営業部門のプロセス改革に注力しました。
マーケティング部から営業統括部に異動して最初に痛感したことは、良い商品があったとしても、セールストークやプレゼンテーションをはじめとした商談を突破する力を生み出す仕組みがないということでした。営業部門として数字の見える化やプロモーション活動の型作りなどを一から構築する必要があると感じました。

そのような中、異動して半年後の2002年10月には、「ワンダ モーニングショット」の発売が控えており、「現場と一緒になって、悔いが残らないぐらい売ってやる!」という強い思いのもと「モーニングショット大作戦」に担当として積極的に関わりました。この施策を通じて、流通キャンペーンや卸店への自動販売機工作活動など、拡販の仕組みを構築。また、翌年には三ツ矢120周年に向けた全社プロジェクトがスタートし、改めて三ツ矢ブランドの歴史や技術力をお得意先様にリアリティをもってプレゼンテーションするために、営業向けの「三ツ矢塾」をマーケティング部のブランド担当と企画しました。全国の営業企画部と連携して実行し、参加した皆さんからも「三ツ矢のことがさらに好きになった」「こんなにモチベーションがあがったことはなかった」など絶賛していただき、営業のモチベーションアップにつなげることができました。

2002年「ワンダ モーニングショット」発売時の一枚

当社は、当時3期連続の赤字でしたが、この危機を乗り越えていこうという全社の一体感が非常に強かったことを鮮明に覚えています。貴重な体験をさせていただきましたが、当時の苦しさをV字回復後に入社してきた皆さんには絶対味わってほしくはないという思いで、今はマーケティング企画部長としてマネジメント業務に従事しています。

後輩に伝えたい想い

これまでのキャリアの中で試行錯誤もたくさんしましたし、挫折もしましたが、私の世代はある意味恵まれていたと感じています。なぜなら、会社が赤字で苦しい環境だったからこそ、若手には身に余るほどの権限委譲をしてもらい、会社を変えなければという思いを持ちながら多くの経験を積み、突破力を身に付けることができました。私が入社した当時の業界シェア3.6%ほどの時代から、現在は会社も成長し、ルールや仕組みがしっかりできている分、若手の皆さんにとっては逆にやり辛さを感じる面もあるかもしれません。しかし、当時より多くのリソースがありますので、常に志を持ってチャレンジをしてほしいと思っています。本当にやりたいこと、実現したいことが会社にとってプラスになり社会にも価値のある提案であれば、決裁は必ずおりるはずです。私の立場としては、社員が自立してチャレンジできる環境を作っていきたいという思いで日々業務に取り組んでいます。皆で一緒にチャレンジしていきたいですね!

勝負飯はカレー!

趣味はSNSゲームや競馬、休日には温泉巡りやグルメ開拓をしています。勝負飯はカレーです!スパイスカレーが大好きです。

―――ありがとうございました!

今回の「私たちのターニングポイント」はいかがでしたでしょうか?
次回もお楽しみに!