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知識が商品

先日仕事終わりに夕食を食べながらYoutubeを見ていました。
すると、いつも見ているあるYouTuberが珍しい新しい動画をアップしていたのでポチッと押して見てみました。
あ、ちなみに私はほぼ教育系YouTuberばかり見ているので、ゲームだったりワイワイしているだけだったりっていう動画じゃないです笑

どの動画かは内緒にはしておきますが、英語系の動画です。
まぁ内容は決して明るいものとは言えませんでしたが、その中でその方はこんなことを言っていました。

私たち講師っていうのは、商品が自分なんだよね。
自分の知識を武器にして戦って生きている。
私が持っているこの知識っていうのはいろんなものを犠牲にしてきて、一つ一つ積み重ねてきて、日々勉強を怠らず学び続けて、精査し続けてやっと手にしてきているもの。
それを商品にして、皆様に提供している。
知識が商品ってわかりづらいと思うけど、こういうことなんです。

いや〜わかるわ〜と頷きながら見ていました。
今は一講師として勉強を教えているので、生徒や親御さんからは「あの先生は知識が豊富だ」と見えると思いますが、これって一朝一夕で身につけたものじゃないんですよね。
これまでみんなが遊んでいる時間に勉強を怠らずに、努力し続けてきたわけです。
長い年月をかけて今私は「知識」というものを商品として仕事をすることができているわけです。

だからこそ、「簡単に成績を上げる方法」を聞かれると、私は違和感を覚えるんです。
簡単に成績が上がるなら、私がこれまでしてきた努力はなんだったのか…と思うんです。
成績を上げたいなら、まずやるべきことは「勉強を日々怠らない」ってことですよ。

昨日もある塾生に言いましたが
「時間がなくて宿題をする時間がありませんでした。忙しかったです。」
「ふーん、忙しかったのはなんで?」
「学校の宿題があったり、家のお手伝いをしていたからです。」
「お手伝いは偉いけど、じゃあ遊んでないの?」
「遊んでます。」
「遊ぶ時間があるのに、宿題をする時間がないって矛盾してない?」
「あ…」

ここですよ。
成績を上げたいなら、犠牲が必要なんですよ。
私たち講師、少なくとも私は、これまでいろんなものを犠牲にして今の知識を得てきました。
安いもんじゃないって理解していただけたら嬉しいです。