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2023年11月の記事一覧

名物はオムライス、床がぬるぬる、出前…「町中華」の定義と魅力を北尾トロと下関マグロが大いに語る

下関マグロ:僕たちが町中華を食べ歩くようになったのは、2013年の暮れに昔から通っていた高円寺の「大陸」が閉店したことがきっかけ。トロさんに知らせたら「ああいう町中華はどんどんなくなるね」と言われたんだけど、その時初めて「町中華」という言葉を聞いたの。 北尾トロ:僕よりちょっと年配の人が、「安くて庶民的な店」という意味で使ったのを1回だけ聞いたことがあって。「そういう言い方があるのか」「すごい言葉だ」と思ってた。ただいつも一人で食べに行っていたから、使うチャンスがなくてね。

「保存3カ月」の神レシピ公開!物価高の今こそ「手作り保存食」をマスターしよう

■食材を「保存食」にする3つの調理法  野菜、果物、肉、魚。こうした食材を「保存食」にするには、「干す」「漬ける」「煮る」という3つの調理法がある。 「干す」は、保存食を作るための最も手軽な調理法。食材の中の水分が蒸発し、表面が乾燥することで雑菌が繁殖しにくく、水分が減ることで栄養素が凝縮され、ビタミンDやビタミンB群、カルシウムなどの栄養価が高まる。旨味も糖度も強く感じられるようになるのはそのためだ。干す時間が長いほど、保存期間も長くなる。  野菜なら、食材を適当な大

【神レシピ公開!】「手間」いらず「だし」いらずなのに体が整う発酵スープは最強の腸活!

 だんだんと、温かいものが恋しくなる季節。発酵料理教室「神楽坂発酵美人堂」の店主で、2022年9月に『発酵調味料でつくる からだにいい 発酵スープ』を出版した清水紫織さんが、酷暑の疲れを体の中から癒してくれる「発酵スープ」を提案してくれた。基本の発酵調味料さえあれば、材料も工程も少なく、だしもいらない。それでいて、腸内環境が改善され体を整えてくれる神レシピだ。  日本には、「みそ汁」というおいしい発酵スープがある。温かな湯気が立ち上り、鼻を近づけると昆布やかつお節のいい香り

【8コマ地政学でわかる!】中国の南シナ海における二枚看板「キャベツ戦略」「サラミ戦略」とは?

 1953年、中国が発行した地図には、南シナ海がすっぽり入る9本の線が書かれている。中国が主張する権益の範囲を示す、いわゆる「九段線」だ。中国が南シナ海へ進出するようになったのは、南シナ海に海底油田がある可能性が明らかになってから。1988年に中国とベトナムの海軍が衝突して以降、強引な進出が始まった。  冷戦中は、フィリピンに置かれていた米軍が抑止力となっていた。その後、フィリピンの親米政権が倒れ、1992年に米軍が撤退。そのスキに、中国はフィリピンが支配していた南沙諸島の

「今度こそダイエット」と誓った人必読!筋トレに最適な時間帯は?脂肪燃焼の仕組みは?

 やせるには、食事で摂取するエネルギー量より、日常生活や運動で消費されるエネルギー量が多くなればいい。頭ではそうわかっていても、なかなかできないのが人の世の常。本当に「今度こそ」と思うなら、まずは「脂肪燃焼の仕組み」と「効果的なトレーニングの進め方」を頭にたたき込んでおきたい。  ここから先を読むか読まないかが、これからのダイエットの成否を分けると言っていい(本当です)。現役臨床医が監修した『トレーニング・ダイエットの前に 今さら聞けない人体の超基本』(朝日新聞出版)に基づ

中国がウィグルを弾圧したくなる理由とは? チベット人権問題の見通しも暗いまま

「新疆」は「新しい土地」の意味。新疆ウイグル自治区の総面積は約166万平方キロメートルで、五つある自治区の中で最大だ。人口は約2500万人(2017年)で、そのうちウイグル族が約45%、漢民族が約40%を占めているとされる。  清朝の時代に征服されたが、清末から中華民国期にかけては中国での混乱が続いた。ウイグル族の民族意識も強まり、1933年と1944年には独立国家を建設したが、短期間で瓦解。1949年に成立した中華人民共和国に吸収された。その後の民族主義運動も、ことごとく

発熱は何科を受診すればいい? 薬の服用「食後」は何分以内? 意外と知らない病気や薬のこと

 現代医療の進歩により、受診科の専門化は進む一方。専門性が高まって安心して治療してもらえるのはいいのだが、症状によっては何科を受診すればいいのかがわかりにくいことも少なくない。例えば、発熱したとき。  上のチャートを見てほしい。同じ「38度以上の発熱」でも、頭痛を伴うとき、下痢の症状があるとき、より高い熱があるときなど、付随する症状によって受診する科は違ってくる。  そこで、『トレーニング・ダイエットの前に 今さら聞けない人体の超基本』(工藤孝文監修/2022年12月刊/

国際的に批判されながらも北朝鮮が体制を維持できるのは「バッファゾーン」だから【8コマ地政学】

 地政学的な視点でこの国を見ると、強力な勢力同士が直接国境を接するのを防ぐ役目、つまり「バッファゾーン」の役割を果たしていることがわかる。強力な勢力とは、アメリカ、中国、韓国、ロシア、そして日本だ。  朝鮮半島をバッファゾーンとする発想は、明治時代の日本にもあった。第3代内閣総理大臣の山県有朋が第1回帝国議会で示した防衛戦略がそれだ。山県は、日本の国土を守る「主導線」を維持するために朝鮮半島に「利益線」を引くという考え方で、軍事費の総額を主張。日本の大陸進出を正当化した。