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2021年3月の記事一覧

勉強も仕事も落第生、親の会社で火事を…落ちこぼれだったニトリ・似鳥昭雄会長を救った「成功の5原則」

「お、ねだん以上。ニトリ」というCMでおなじみのニトリホールディングスの業績が、コロナ禍でも絶好調を維持している。なにがニトリを成功に導いたのだろうか。2016年に『ニトリ 成功の5原則』(朝日新聞出版)を出版したニトリホールディングス会長・似鳥昭雄さんに、その秘密を聞いた。(※インタビューは2016年当時のものです) ──子供のころは勉強が苦手で、お母さんにうそをつかれたそうですね  私は本当に勉強が苦手で、それで親を泣かせていました。成績表は5段階中の1と2ばかり。そ

いつも自分が犠牲に…働くお母さんが涙“お片付けのプロ”が作った「自分だけの部屋」

 子どもの進学や就職、リモートワークの増加などにより生活環境が大きく変わり、「部屋を片付けたい!」と思っている方も多いのでは? でも毎日疲労困憊……というお母さんたちに、多忙な方やシニアに向けて数々の革命的な提案をしてきた古堅純子が解く、片付けよりも大切な「いやし」の空間の大切さについて、『なぜかワクワクする片づけの新常識』より抜粋してお届けします。  片づけは、捨てるのがゴールではありません。好きなモノを生かす暮らし、幸せな暮らしをつくるのがゴールです。  こんな例があ

1歳過ぎの「指しゃぶり」意外な原因とやんわり止めさせる方法

 イギリスのカリスマ・ナニー、ジーナ・フォードさんによる『ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える トドラー期のやる気グングン! 1・2・3歳の子育て講座』。おしゃべりや食事、着替えにトイレなどトドラー期の子どもが前向きにチャレンジするようになる魔法のメソッドとして、世界中のママやパパに愛読されています。そんなジーナ式について、マイペースな娘さんとの日々を綴った育児マンガで人気のもちこさんにゆる~く描いてもらいました。  大きくなるまで続けていると歯並びや、顎の形に影響が出てしま

お片付けの新常識!「収納は整理しなくていい」とプロが断言する理由

 春から新生活という方も多いでしょう。せっかくなら大掃除してすっきりスタートさせたいですね。そこで、多忙な方やシニアに向けて数々の革命的な提案をしてきた古堅純子が解く、一生散らからない“片づけの新常識”を紹介。『なぜかワクワクする片づけの新常識』より抜粋してお届けします。  いつのころからか、片づけといえば収納。収納の中はきれいに整理されていなければいけない、という考え方が主流を占めるようになってきました。  整然と美しく並んでいる収納が理想の形として雑誌やテレビに取り上

夕方になると始まる赤ちゃんの黄昏泣き…カリスマ・ナニーが教える3つの改善法

 イギリスのカリスマ・ナニー、ジーナ・フォードさんによる『ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』。夜泣きのひどい赤ちゃんが寝てくれるようになる魔法のメソッドとして、世界中のママやパパに愛読されていますが、「難しくない?」との声も。そんなジーナ式について、マイペースな娘さんとの日々を綴った育児マンガで人気のもちこさんにゆる~く描いてもらいました。  赤ちゃんは泣くものだから、好きなだけ泣かせておけばいいのよ……と言われてもなかなかできないですよね

総額10万円 塾通いなしで息子を東大推薦入試に合格させた驚きの方法とは

『お金・学歴海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話』(朝日新聞出版)が話題を呼んだタエさん。一人息子のキリくんは、英検のみならず、研究分野におけるコンクールでの入賞、英語力などが求められる東大推薦入試にも堂々合格し、2019年4月に晴れて東大生となった。前回の記事では、帰国子女でもインターナショナルスクール出身でもないキリくんの幼少期の英語教育についてふれた。今回は英語以外にどんな種まきをしてきたのかをお伝えする。(取材・文:小林佳世/タエさん写真:撮影・掛

【東日本大震災から10年】母親を亡くした遺児の手記「たくさんの幸せに気づける人でありたい」

東日本大震災から10年。震災で親をなくした遺児たちの支援を続けてきたのが、あしなが育英会です。その活動の中に、遺児たちに作文を書いてもらうという活動があります。遺児たちによる作文集『お空から、ちゃんと見ててね。』(あしなが育英会・編)の中から、震災で母親や友人をなくした大槻綾香さんによる手記をご紹介します。  私にとって東日本大震災を経験したことは、人生における大きな転機となりました。  震災当時、私は中学2年生でした。母や友達を亡くし、住み慣れた家もなくなりました。一瞬

東日本大震災で被災者たちが本当に失ったもの…元自衛隊メンタル教官が解説

 震災から10年。被災者の中にはまだそのつらさから抜け出せない人もいる。大きなショックを受けた人は、その後日常的な出来事を送るだけで疲れてしまい、なかなか回復に至らないケースに陥ることもあるという。  そのような人が少しでも前向きに生きるためのヒントを、『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』(朝日新書)の著者、下園壮太氏に聞いた。  震災のショックからなかなか立ち直れない人は、「東日本大震災で自衛官をPTSDから守ったのは『第3の自信』だった…元自衛隊メンタルヘ

【東日本大震災から10年】父親を亡くした遺児の手記「太陽のような父を亡くして」

東日本大震災から10年。震災で親をなくした遺児、2083人に給付金を届けたのが、あしなが育英会です。病気や災害、自死などで親を亡くした遺児の進学を支えるあしなが育英会。支援は給付金だけにとどまらず、心のケアにも力を入れています。その活動の中に、遺児たちに作文を書いてもらうという活動があります。遺児たちによる作文集『お空から、ちゃんと見ててね。』(あしなが育英会・編)の中から、震災で父親をなくした萩原彩葉(さわは)さんによる手記をご紹介します。  東日本大震災。大きな揺れと割

なぜ東日本大震災の遺族は故人の夢を見るのか? 突然の別れと向き合う人々の再生の物語

東日本大震災以来、被災地でのフィールドワークを通じて、さまざまな形で人々の声を集めてきた東北学院大学の金菱清教授とゼミ生たち。調査のなかで、彼らは被災地の人々が大震災で亡くなった故人の夢を見ているという実態を知る。大震災で大切な人を亡くした遺族は、どのような夢を見て、何を思い過ごしているのか――。約1年にわたって集めた夢にまつわる証言を、記録集『私の夢まで、会いに来てくれた』(朝日新聞出版)として1冊にまとめた。同書で描かれている、突然の別れを経験した人たちが悲しみと向き合い

金なし・学歴なし・海外経験なしの主婦が、息子を東大推薦入試に合格させるまで

 2019年度の東大推薦入試で合格した「スーパー高校生」キリくん(仮名)の母親であるタエさん(仮名)は、お金・学歴・海外経験のない普通の主婦でありながら、キリくんが小6のときに英検1級に合格させた「スゴ腕」の持ち主。東大合格の原点となったタエさん流英語育児は話題となり、『お金・学歴・海外経験 3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話』として書籍化もされている。いったいどんな教育なのだろうか?(取材・文:小林佳世/写真:掛祥葉子)  5歳で英検5級に合格すると、幼稚園卒

東日本大震災で自衛官をPTSDから守ったのは「第3の自信」だった…元自衛隊メンタルヘルス教官が解説

 あの震災から10年。当時、災害現場で救助に尽力したのが自衛官だった。救助活動後の自衛官のPTSD(心的外傷後ストレス障害)も心配されたが、実際、ほとんどその症状は見られなかったという。  それはなぜなのか。元自衛隊のメンタル教官として、災害救助に携わった自衛官の心のケアを担当し、『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』(朝日新書)を著した、下園壮太氏に話を聞いた。  震災では直接的な被災者だけでなく、多くの人が心に傷を受けました。救済活動に携わった自衛官もその仲

夜泣きのひどい赤ちゃんが寝る!?魔法のメソッド「ジーナ式」でエンドレス夜泣きをなくす

 イギリスのカリスマ・ナニー、ジーナ・フォードさんによる『ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』。夜泣きのひどい赤ちゃんが寝てくれるようになる魔法のメソッドとして、世界中のママやパパに愛読されていますが、「難しくない?」との声も。そんなジーナ式について、マイペースな娘さんとの日々を綴った育児マンガで人気のもちこさんも実践している、ゆる~いジーナ式、通称「ゆるジーナ」について解説してもらいました。  赤ちゃんの寝かしつけが大変だと思ったのはいつだ

うつ病で2カ月休職し自信をなくした男性が“鳥のふん”に感動するまで…元自衛隊メンタルヘルス教官が推奨する「サイコーの評価法」とは

 元自衛隊メンタル教官で、『自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術』(朝日新書)の著者でもある下園壮太さん。長年自衛隊でカウンセラーを務めた下園さんは、これまで接してきた数多くのクライアントを通して、不安を減らし、自信を回復するための秘訣(ひけつ)を見いだすことができたという。自信回復のために最も大切な「自分自身を正しく評価するスキル」について下園さんに伺った。(写真:Getttyimages/図版:本書より)  ストレスとは外界の刺激のことだが、厳密にいうと客観的