強制的に英語発声に切り替える方法
英語を話す時は、実は日本語を話す時とは発声が違います。
この「英語発声」は、言い換えると「腹式呼吸」ということもできます。
日本語を話すときは、特に女性は「胸式呼吸」で話していることが多いです。
この呼吸で英語を話すと、いくら音素を正しく発音しても、なかなか英語らしく聞こえなかったりします。
このように、「発声」は、正しい英語発音の基礎を形作る重要な要素であり、また呼吸という無意識でこれまで何十年も行ってきたものだけに、変えるのが最も難しい要素だったりします。
実際、家の受講生の方でも、発声を変えるのは皆さん割と苦戦されます。
できているつもりでもあっという間に戻ってしまったりするものでもあるからです。
そんな英語発声(腹式呼吸)に「強制的に」切り替える方法がいくつかあります。
そのうちの一つが「囁き声」で話すということ。
囁き声と言っても、すぐ近くの人にも聞こえないような小さな声ではなく、2メートル先の人にも届かせるような意識でやる「息の量をたくさんつかうささやき声」です。
このような息の量を使うささやき声を話している時、お腹に手を当ててみると、お腹が動いているのがわかります。
実際にやってみるとよくわかると思います。
英語ではなく、日本語でも同じなので、ぜひ日本語で囁き声で話してみるといいと思います。
それで感触を掴めたら英語もささやき声でやってみる。
そうすると、英語発声で英語を話すことができます。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にある音読本では、「囁き声」が学習メニューとして取り入れられています。
著者の方も、「子音をはっきり発音できるようになる」とその効果を書かれています。
まさにその通りなのですが、その理由が何かといえば、先ほど述べた通り「強制的に腹式呼吸になる」からなのです。
おもしろいですよね!
よかったらぜひ試してみてくださいね。