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【本から学ぶ】意地悪な人に屈しない【4-1】
「ありのままの自分を受け入れる」のが大切だと学んできました。でもありのままの私ってなに?とモヤモヤすることがあり、この本を選びました。
著者は韓国の方で、ベストセラーとなった有名な書籍だそうです。中途半端な大人になった自分がなぜこんなにも惨めなのか、疑問とその答えをさぐり、自分を大切にするためにやることが書かれています。
今の私の悩みにピッタリでした。遠く離れた海外の人も、同じような悩みを持っていると思うと親近感が沸きます。
まず、「はじめに」の章に書かれているこの言葉がまず心に刺さりました。
GOAL
ごく普通の私が、
他人を妬むことなく、
冷たい視線に耐えながら、
ありのままの自分として生きていくために。
この「冷たい視線に耐えながら」という部分が、自分ではどうにも出来ない社会の厳しさや冷酷さが端的に表現されています。厳しい社会から自分を守りつつ自分らしく生きることの困難さ、その困難さに立ち向かっていかないといけないんだなと身が引き締まりました。
実際に本を読み進めていくと、自分を重なる部分が多くて共感が絶えません。1章の最初のトピックは自分の退職時のメンタルに関わるものでした。
自尊心を決定的に傷つけられるのは
不当な扱いを受けたという事実より、それに屈した自分自身。
前職では上司や同じ部署の人からないがしろにされたり、私だけ過剰に注意される等、不当な扱いを受けました。最後は耐えきれず逃げ出しましたが、それまではずっとその扱いに屈してきました。いつも自分の責任だと思っていました。その自責が自尊心を傷つけてきたのでしょう。
屈しないで反抗することはとてもエネルギーのいることです。屈して我慢した方が相手と戦わないですむし、嫌われずにすむし、楽だと思っていました。でも、その自分を優先しないことの積み重ねで自尊心を失い、結果生きづらくなっているような気がします。
まずは小さな抵抗から始めてみようと思います。抵抗できなかったら、少なくとも卑屈になることは避け、自分を守ります。
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