趣向
最近、友人からウィリアムエグルストンの写真集をプレゼントしていただいた。もらったことがとても嬉しかった。写真集から影響されるものもあった( 以前より好きだったが、改めて作品と向き合うと ) 彼の作品はひたむきさや陽気なモノを感じる。でも本当にすごくいい。 僕はそんな陽気ではない。
すごくいいしすごく好き。どこが?と言われたらなんとなくだ。好きな理由なんて後付けでするものじゃなくて、好きだから好き、嫌なら嫌それでいいと僕は思う。
そんなこんなで、少し気持ちも明るくなって、色味を調整してまた写真を撮りたいと思った。
(富士フイルムのフイルムシュミレーションとx100初号機のため限られた色味設定などだが)
今までは色を極限まで抑えてカタチを捉えるような写真(いわばモノクロに近い )を撮りたい気持ちだったが、少し、雰囲気とか、自分の心が動くいろいろな要素に触れたいと思った。今まで通り自分にとって面白いと感じるものを残していきたいな、という気持ちは変わらない。みんなにとって面白くなくても自分にとって面白いなと思ったものを。
でも素直になったら本当はみんなの心を動かすような写真が撮りたいんだ。やはり少し寂しい。
別の友人は、フルサイズセンサーをしっかり使いこなして、心穏やかになるような風景写真を撮っていて見せてくれた。
とても良かった。
最近少し調子がよくなってきたから、そんな心を記録しに出かけたいな と思った。