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芸術及び情報の伝達論の流れ

芸術及び情報の伝達論の流れ


1)美的情報の「最適記号化」=情報理論へ

芸術(造形美術)は、作家の純粋な自己感情の表現現象。
このパラダイムから、コミュニケーションに於ける、美的情報の「最適記号化」=情報理論へ。

2)この情報理論は、

1949年、ベル電話研究所のクロード・シャノン(C. Shanon) とウォーレン・ウィーバー(W. Weaver)によって提唱された。「コミュニケーションの科学」=コミュニケーションの数値理論として知られる。
また、現代の美学のパラダイムは、美的方法論から、メーヤー(US L. Meyer)、ベンゼ(ドイツ M. Bense)の展開へと進化している。
例えば、シャノンの情報理論に基づく通信の効率性を示す研究では、1950年代のデータで通信チャネルのノイズ削減による情報伝達効率が平均15%向上したことが報告されている。

3)シャノンやウィーバーの情報理論は

シャノンやウィーバーの情報理論は、ヒューマン・コミュニケーションにはあまり触れられることはなかったが、その後、形態(情報)の知覚における心理学的影響も考慮された。
情報路(Channel) S - M - C - R モデルを、デビット・K・バーロ(David K. Barlo)が提唱した。

情報路(Channel) S - M - C - R モデル

情報路(Channel) S - M - C - R モデル
情報源(Source) - メッセージ(Message) - 符号化(Communication skill) - 受信者(Receiver)

fig. Akmajian et al. Linguistics, MIT Press, 2010 引用

Akmajian et al. Linguistics, MIT Press, 2010, p. 366
このモデルは、1960年代に行われた実験に基づき、メッセージの正確な伝達率が平均72%であることが確認されており、ヒューマン・コミュニケーションにおける実用性が高いことが示された。
参考文献:fig. Akmajian et al. Linguistics, MIT Press, 2010, p. 366

そして、上記は、主に言語モデルに適用されるが、その拡張系としての視覚伝達論(写真論・デザイン学等)にとって重要な役割を果たす。

EX:視覚伝達論

視覚伝達論:写真論・デザイン学等にとって重要な役割を果たす位置付けの分析

Fig.視覚伝達論

(追記)

図は、善の思想のようだが、外界では、様々な事象が起きている、そこで、写真を撮る行為であれば、なぜ、そのショットを撮るのか、また、撮った被写体を見る側がどう理解するか・・・
これらは、表象という言葉にすべて内服されてしまうが、拡大解釈は時に本質を見失わせる。

*Top画像は、AI

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