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イメージは意味の極限である- ロラン・バルト
イメージは意味の極限である - 映像の修辞学
「映像の修辞学」(*ロラン・バルト)には、
映像=イメージにについての、3つのテキストが収まる。
それは、2篇の論文と1篇のインタビューから成る。
そして、イメージから記号を読み取る見事な手法、言葉の持つ官能性を存分に味わえるロラン・バルトの世界だ。
1)イメージの修辞学(パンザーニの広告について)
パンザーニの広告写真から多様な記号を拾いあげ、イコン的(アイコン)なメッセージと言語的メッセージ(シンボル)を丹念に読み取る。
2)*写真のメッセージ
報道写真やグラビア写真などを取り上げ、フォトジェニック(photogenic-写り映え)な構図・手法、テキストとの関係を記号学的に論じる。
3)映画について(インタビュー)
作品の意味論とその曖昧さの魅力について「*皆殺しの天使- ルイス・ブニュエル監督」を紐解き、高角度で語るインタビュー。
(註)
*皆殺しの天使(1962):ブニュエルのメキシコ映画、合理的なストーリィー性を欠く、「アンダルシアの犬」等と語られるシュールリアリズム的な作品であり、「何かを成したいのだが、できない」=人間は自由では無い、というプロット。不条理に没入していくブニュエルの後期作品のさきがけともなった。
*ロラン・バルト(Roland Barthes、1915-1980 仏)哲学者
*「写真:それはかつてあった」ロラン・バルト
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