ベティ・パーソンズ・ギャラリー(Betty Parsons Gallery)とは
ベティ・パーソンズ(Betty Bierne Pierson,1900-1982/US - アーティスト、美術商、コレクター)
ベティ・パーソンズは、アーティストよりもアートディーラー(Art dealer/画商)としてよく知られている。
1946年、多くの抽象アーティストのキャリアを大幅に支援と促進するベティパーソンズ・ギャラリー(Betty Parsons Gallery)をマンハッタンにオープンした。
Betty Parsons
そのベティパーソンズ・ギャラリーは、抽象表現主義の初期の広報を成した画廊だ。実際に当時の評論家からは、彼女は*ニューヨークスクールの「助産婦」と呼ばれていた。その抽象表現主義の核メンバーを育成したアートディーラーだ。
(註)*ニューヨークスクール:New York School/1950-1960年代のNY前衛芸術集団。
そのメンバーには、アクションペインティングのジャクソン・ポロック(Jackson Pollock、1912- 1956 US)や、マーク・ロスコ(Mark Rothko 1903 -1970)、ウィレム・デ・クーニング(Willem de Kooning,1904-1997/オランダ系アメリカ人- 抽象表現主義の画家)、リチャード・タトル(リチャード・ディーン・タトル/Richard Dean Tuttle,1941- /US-アーティスト)他・・・
彼らは、抽象表現主義の核を成していく。
リチャード・タトルは、ベティパーソンズ・ギャラリー(Betty Parsons Gallery/抽象表現主義の初期の広報に)で、ベティ・パーソンズ(Betty Parsons)のアシスタントとして働いている。
また、バーネット・ニューマン(Barnett Newman,1905-1970,US)も最初の個展をここで行っている。
次回は、アーティストとしてのベティ・パーソンズを垣間見てみたい。
About the Arts: Betty Parsons and Cleve Gray
テレビ番組「About the Arts」(芸術について)1977年
「ディーラーのベティ・パーソンズは、アーティストのベティ・パーソンズを見せたことがありますか?」と尋ねた。 「いいえ、決して」とパーソンズ言いきっている。