モンドリアン- 抽象の原点
ピエト・モンドリアン(Piet Mondrian 1872-1944 オランダ)
本格的な抽象絵画を描いた最初の画家といわれる、そして、その抽象画は、とても解りやすい。
オランダ、アムルスフォルトに生まれ、アムステルダム美術学校の夜学で学ぶ。自然主義的な風景 を描いていた。38歳の時にパリにて、キュビズムの影響を受け、幾何学的な純粋抽象の表現をめざす。1917年、パリで「*デ・スティル」グループを結成。1920年、「新造形主義」宣言を発表 し、ヨーロッパ中に反響を起こした。1938年 ロンドン、そして、ニューヨークに移住した。
モンドリアン抽象画には、たくさんの評論があるが、それはコンテンツから理解されたい。
(cc)Broadway Boogie Woogie
ブロードウェイ・ブギウギ(Broadway Boogie Woogie/1942-43)NY MoMA
それは、マンハッタンのタイムズスクエアの喧騒、ネオンの輝き、クラックション、騒音の中に音楽やミュージカルさえも感じ取る事ができる。
(註)*デ・スティル(De Stijl:オランダ語でスタイル):幾何学的形式で描くキュビズムを、新たな芸術の性質として提唱し、未来へのユートピアを目指した。それは、第一次世界大戦の最中だったからだろう。
*新造形主義(Neoplasticism):ピエト・モンドリアンが、抽象美術・抽象芸術の理論化のために主張した美術理論。デ・スティルの指導理論。1925年-バウハウスの叢書(そうしょ=シリーズ)でもあり多方面で影響を与えた。