色んなものの起源、なんで60?なんで1秒はいーち?
■赤色絵具は虫をつぶして使っていた
赤色絵の具は昔は、虫を潰して作ったり
赤い石から削って作ったり。
青は金よりも高い宝石から作ったり、
日本では微生物の力を借りて作ったり、
あると時に化学的に作り出せて急に市民が扱えるようになったり。
今ではどの色も100円ショップで売っててどの色も同じようなコストで作れますが、
昔は色によって値段に差があり、
青が珍しいと、青い絵もまた珍しくて、人によっては刺激的(特に、青いものって自然に少ない)だったり、
■数字の起源
今の我々の使ってる数字はインド発祥のものですが、
中国の亀甲甲骨文字は、1文字で3万を表せたり、
エジプトのヒエログリフも1文字で100万を表せたり、
楔形文字は、1と60が同じ数字(60分や60秒など60進法の元になったと言われてる)だったり、
マヤ文字は1つの数字を書くのに1分ぐらいかかる。
そして一番古いもので言っても文字では4500~5500年前。
人間の文字の歴史って自然の数万とか数億に比べるとすごく未熟だなーと思ったり、
あとは、エジプトと中国は、今の数字より書く個数は少なくても、その1つ1つの文字は漢字や絵のように複雑で、たくさん覚える必要があるのに対して
今のインドアラビア数字は10個の記号で全て表現できてしまう。
そしてゼロという"ない"をあらわすのも革新的。
■巨人の肩を借りている現代人
ちなみにヒエログリフとかの時代の人たちからしたら、今のインドアラビア数字を扱うだけで、天才レベルに扱われる。
それぐらい過去の偉人が発明したインドアラビア数字ってすごくて、我々はその恩恵を受けている。
T-KIDS時代は、彼らを学んだ後に
"自分のオリジナル数字を作ってみよう!"
などの授業もしましたが、
これまた作ってみると、シンプルさや、大きな数字を書く際の効率性など、
今の数字の凄さをより体感できました。
■なんで60?
60分や60秒はなんでかというと、メソポタミア発祥で、
1,2,3,4,5,6,10という、たくさんの数字で割れるから、と言われています。
実生活で、たくさんの人とものを分けたり、
時間を細かく限ったりする際に、
割れる
というのは結構価値で
なのでダースも12と割りやすい数字で、
普段生活してると、割りやすいからどうかってあんまり意識しないけど、こういう理由があるんだなーと。
■年と月と日と週と時間と分と秒
年は地球が太陽の周りを回る時間。
365なのは、太陽が沈んでまた登るのが365回で地球が一周した、という物理的な理由。
(1周が360度なのもこれが起源)
月は約、月が地球を回る時間
日は地球が自転で一回転する時間
24時間の理由は太陽が登って沈むまでを、12が割りやすい数字で、それを朝と夜、陰と陽などの2分して24時間
日は人が勝手に区切りを入れてるけど、ここまではまだ、あーなるほどシュワルツネッガーだったのですが、
週は急にキリスト教で神が地球を作ったとされる時間。
そして時間と分は先程のメソポタミアの60進法で日を割って出していて、
その結果出てきた秒に関しては、
本当にこれらで割りかえされてでた時間でしかなくて、
本当は
いち、でも
いーち、でも
いーーーち、でも良くて
でも何か基準がいるから、
やったこととしては、
この年とか日とか時間とかから割り返されたものと一番似た時間を刻む
セシウム133原子が電磁波を約92億回放射する時間間隔を1秒とする、ということを1967年に決めています。
こうして当たり前に使っているものが、
以外と理由を探ると「なんじゃそりゃ」があるけど、
でもそれらが当たり前になっていて、
でもそれらの恩恵も受けている。
これが仕事とか生活にどう生きるのかわからないけど、
すごく面白くて、
と同時にいろんなものを疑う力にはなってるのかも?
と思っていて、
意味がなさそうだけど、結構意味がある
特に指針がなくなりがちな現代社会では、
改めてこういうリベラルアーツ的なものは必要なんだろうなー
という戯言でした!はい!今日も皆さん、素敵な一日を!笑
アート、教育、探究、子育て、生き方。アーティストとして、スクール長として、本音しか書きません!