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【失敗談】インタビューのしくじり



 こんにちは、向野です。
今では、インタビューのコツなどを書いていますが、私も初めはインタビューをうまく進行できなかったため、今回はそんな失敗談をいくつか書こうと思います。
 ちなみに今でもたまにうまくできなかったな…と思うこともあるので、うまくいかなくても切り替えてインタビューを続けていくことも大切です!!

しくじり① 対象者がかなり特殊じゃないか…?


 インタビューの参加者を決める前に、対象者を決めるアンケートを実施するのですが、そのアンケートの設問の条件設定が甘く、インタビューに参加いただいた方が、かなり特殊なケースであったことがありました。
 あまりに特殊な人が来てしまうと、市場の全体観を見失ってしまい、企画したサービスなどが変な方向に導かれてしまうこともあります。

【反省】
 インタビューの参加者を選定する際に、もっとサービスを使ってくれそうな人やアプリのユースケースなどを考えながら、選定すべきだったなと感じました。
 あらかじめ除外したいような方は、参加者の募集アンケートに盛り込んでおくことで、少しでも特殊な方が入ってくる可能性を少なくすることができます。

しくじり② 理由や背景の深掘りができない…


 初めてインタビューを実施したときは、インタビューを円滑に進めることに重きを置いたばかりに、参加者が話した内容について、どうしてそのように感じたのか、どういった背景があってそのような行動をしたのか、といったようなインサイトにつながる深掘りをできませんでした。
 一問一答のような形になってしまい、インタビューというよりは、むしろ尋問に近かったかもしれません。

【反省】
 当時のことを振り返ると、手元にインタビューフローを見ながら進めていたのですが、フローや時間ばかりを気にしており、相手の話を聞くというよりは、自分がインタビューをスムーズに進められるかということに意識が集中していたように思います。
 当たり前ではありますが、インタビューは相手のお話を聞くことが重要です。インタビューの流れが多少おかしくても、こちらが聞きたい内容を聞き返してくれる優しい参加者もいます。インタビューだからと身構えすぎずに普段のコミュニケーションと同じようにすることが大事です!
 

しくじり③ 話が盛り上がって、脱線ばかり…


 あるインタビューで、とても話やすい雰囲気の方で、スムーズにインタビューを進められる方がいました。インタビューのなかで、さまざま背景や理由を聞くため、話すうちに段々と相手も気分がノッてきたのか、自身のご経験で「昔は、こうだった」など、インタビューの本筋からズレた内容もお話してくれるようになりました。
 話自体は面白いのですが、脱線の内容が多くなり、なかなか先に進めず、インタビューの予定時間中にインタビューの核となる質問が聞けずに終わってしまいました…。

【反省】
 この時のことを振り返ってみると、話を切ってしまってよいのか、切ってしまったときに参加者の機嫌が悪くならないか、と考えてしまうあまり、脱線した内容から元に戻すことができませんでした。
 脱線が多くなりそうなときは、「そのお話も聞きたいところなのですが…」と言葉を添えながら、本題に戻るようにしましょう!

終わりに…


 今回は私がやってしまったインタビューのしくじりをご紹介しました。私のようにならないように、しっかりと対策をしてインタビューに臨んでもらえるとうれしいです!