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【#32】材料力学の強化書 〜曲げとねじりの混合問題を解く〜
今回のトップ画像は北海道の旭川市にある雪の美術館です。素敵な空間は、まるでアナと雪の女王のワンシーンみたいですね。
さて、材料力学の話に戻りましょう。
前回はねじりに関して演習問題(2つの静定問題)に取り組みました。今回も引き続き静定問題に取り組むことになるので、簡単ながらもここでコツを掴んでもらえたらと思います。
今回の演習問題は、曲げとねじりの2つが混合した変形の問題を扱います。これまでの総復習にもなるので、最後まで見届けて頂けたら嬉しいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1649771121032-tTUURIqoNy.jpg?width=1200)
基本的な例題
今回は先ほど書いた通り、曲げとねじりの混合問題を扱います。方針を最初に書いていますが、曲げについては「片持ちはり」と等価であると仮定し、そこから算出されるたわみ量と、ねじりによる回転量を合計します。
![](https://assets.st-note.com/img/1649770235596-zS7rjBdrjK.jpg?width=1200)
先端に集中荷重の作用する片持ちはりについては、これまで扱わずに来たので、簡単にですが解法の流れを追記しました。曲げモーメントを軸線方向(x)の関数として求められたら、後の計算はそんなに難しくはないと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1649770235603-mSFIo4emDA.jpg?width=1200)
ねじりについては、与えられるねじりモーメントを荷重と距離の積とすること、AB間(点B)のねじり角から点Cの回転量を求めることに注意できれば、正解まで辿り着けると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1649772942040-KOj9j0WDr4.jpg?width=1200)
おわりに
今回は曲げとねじりの混合変形に関する問題に取り組みました。材料力学は基本的に弾性変形を扱うので、問題を分解して足し合わせる方法がよく使われます。今回もその一例でもありました。
ねじりに関する話は今回で終わりにします(次回から新章に入ります)。引き続きよろしくお願いします。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。実際は非定期ですが、毎日更新する気持ちで取り組んでいます。あなたの人生の新たな1ページに添えるように頑張ります。何卒よろしくお願いいたします。
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