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所蔵作品展 MOMATコレクション(2024.9.3–12.22) @東京国立近代美術館
開催期間:2024.9.3–12.22
場所:東京国立近代美術館
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まず最初に印象に残ったのは梅原龍三郎の作品。
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二十四の瞳で有名な映画女優の高峰秀子を描いた作品とのことで、亡き祖父のことをふと思い出した。
小学生くらいの頃、何度か「二十四の瞳っていう作品あるだろ、あの作品は~~」と魅力を語られ、「そんなの今の子供知ってるわけないじゃない」というツッコミを祖母がしていたことを思い出した。
観たことはないが祖父にとって思い入れのある作品であるということは知っていたため、キャプションに二十四の瞳というワードが入っていて少し嬉しかった。
美術好きだった祖父も、もしかしたらこの梅原龍三郎氏の作品を見たことがあったのかもしれないと思うとなんだか嬉しくなった。
舟越桂の作品も展示されており、先日MOTの高橋コレクションで見たばかりだったため思わず足を止めてまじまじと鑑賞してしまった。
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瞳を大理石で製作していることで人間の瞳の潤いや、感情までもが感じられ、頬がコケ、疲れ切った雰囲気を纏った眼差しから私に対する嘲笑を感じた。
私が作品を鑑賞しているのではない。
舟越桂の作品が私を見透かしていた。
私は中身のない人間ということを見透かされてしまった気がした。
この作品に再び出会う時、この作品は私をどう評価するのだろうか。
そして私は何を思うだろうか。
シュルレアリスム100周年記念の展示をしていた。
イヴ・タンギーの作品を初めて観たかもしれない。
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ファーストインプレッションはダリみたい。
そういえばダリの作品は展示されていなかった。
抽象的な有機物が描かれており、表面は滑っとしていてなんだか落ち着かない気分にさせる。
特に、右側の透明な有機物の描写にとても感動した。
絵の具で透明を表現する技術はなんとも素晴らしいと思った。
常設のアントニー・ゴームリーの作品の男といつも目を合わせようとしてしまう。
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KENZO展の時に初台に行った際にも彼の作品
があって驚いたが、低身長の私には目線が届かずいつも正面を見て私のことを相手にしてくれない。
ずっと自分と向き合ってる彼は疲れないのかなと思うが、微笑みかけてもいつも凛と前を見つめていて、虚無感などは感じられず、自身に満ち溢れているように見える。実に羨ましい。
フェミニズムに関連した映像作品を集めた展示も行っていた。
女性は家で家事をするべきという考え方に対して、異議を唱える作品がいくつかあり印象的だった。
マーサ・ロスラーがエプロンを着てTV通販のように食器を紹介しつつも、使い方を適当に教える作品や、出光真子の、女性たちの家の中での動きを駒で動かすことで表す作品などである。
フェミニズムに関しては性別関係なく理解しなければならないと感じた。
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