【日常写真日記#15】月夜
昨日はスーパームーンだったのだが、仕事が遅くまで続き、撮影に行く時間がなかった。今日も忙しく、ようやく少しだけ時間が取れたところで、急いでカメラを手に取って外へ。設定を細かく調整する余裕もなく、取り敢えず一枚パシャリと撮った。満足のいく結果ではなかったが、それでも夜空に浮かぶ月の美しさには感動させられた。
月はいつも、私たちの頭上で静かに輝いている。スーパームーンのような特別な日でなくても、空に浮かぶ月の存在感は圧倒的だ。今日は望遠レンズの調整も不十分で、シャッタースピードやISO感度を見直す時間もなかったが、それでも月の光は澄んだ夜空に浮かび上がり、その美しさを少しだけでも写真に収められたことが嬉しい。
目で見た月は、カメラに収めたものとは違い、より鮮明で、その輝きは心に深く残った。忙しい毎日の中でも、こうして立ち止まって夜空を見上げる時間は貴重だ。時間がなくても、自然の美しさに触れることができると、心がリセットされるような気がする。
今日は月の姿をカメラに収めたものの、本当に大事なのはその瞬間を自分の目でしっかりと見つめ、心に焼き付けることだと思った。月の光を浴びると、日常の慌ただしさから一歩離れ、自然の大きな時間の流れの中にいる自分を感じることができる。
「夜空見上げ 今日も輝く 月一つ」
次に月を撮影する時は、もっと時間をかけて準備を整え、しっかりとその美しさをカメラに収めたい。今夜の月は特別な演出がなくても、ただそこにあるだけで心に響く存在だった。いつかまた同じ月を見上げながら、今日は感じられなかった細やかな美しさをじっくり味わいたい。自然が与えてくれるこの特別な瞬間に、感謝しながら過ごすことができた一日だった。