【実話小説】まだ、やり直せるはず【第三話】
高校で見つけた情熱と新たな挑戦【第3話】
こんにちは、あ〜とです。更新が遅くなってしまい、すみません。
今回は、僕の高校時代について話していきます。化学系の専門高校に進学したものの、授業内容に対する期待は裏切られ、次第に違和感を抱くようになりました。一方で、ロボット部では部活に熱中し、資格取得に挑戦する日々を送りました。
退屈な授業と感じた違和感
化学の授業は、思っていたものとはかけ離れていました。
暗記、暗記、暗記。 そればかりが続きました。公式や用語をただ覚えることが中心で、実際の実験も想像していたようなワクワクするものではなく、単純作業の繰り返し。
実験室でも、決められた手順を淡々とこなすだけの毎日で、自分が本当にやりたいこととは程遠いと感じるようになりました。
また、授業や宿題はほとんどありませんでしたが、その代わりにレポートに追われる日々が続き、特に化学のレポートは手間がかかり、どんどんストレスが溜まっていきました。
朝から夜まで続く部活の日々
そんな中で唯一の救いがロボット部でした。
部活は朝練もあり、学校が始まる前に活動することが日常でした。部活後も夜遅くまで続くことがあり、21時を過ぎても部室で作業することが少なくありませんでした。それでも、この時間が僕にとっては一番楽しく、充実した時間でした。
僕は設計やプログラムにはあまり関与していませんでしたが、ジュラルミンの加工や、図面通りに仕上げることに夢中になり、自分の手でロボットを作り上げることに大きな達成感を感じていました。特に3年生の時、全国大会で2位という成果を収めたのは、唯一誇れる成果でした。
また、人数こそ少なかったものの、後輩たちとの関係も良好で、特にY君とは今でも仲が良く、たまに会って遊ぶこともあります。彼が入部してから部活の雰囲気もより活気づき、部活動はますます楽しいものとなりました。
資格取得という挑戦
授業が退屈だった一方で、将来に備えて資格取得に力を入れました。
学校の学科では、危険物取扱者の乙種全類を取得しましたが、それだけでは満足できず、専門外の資格である第二種電気工事士にも挑戦しました。
この資格は趣味の延長線上で受けましたが、一発合格できたときは、自分でも驚くほどの達成感がありました。勉強が得意ではない自分がこうして何かを成し遂げたことで、「まだ自分にはできることがある」と感じられた瞬間でした。
僕は決して勉強が得意なタイプではありませんでしたが、「できることを少しでも増やしたい」という気持ちが強く、資格取得という目標に向かって一生懸命取り組みました。資格を取ることが、自分の道を広げる唯一の方法だと信じていたんです。
部活と資格がくれた自信
振り返ってみると、高校生活での授業には大きな興味を持てなかったものの、ロボット部での活動と資格取得は、僕にとって自信を持てる数少ない要素でした。
特に全国大会での成果や資格取得は、勉強が苦手な自分にとって、大きな達成感を与えてくれました。この経験があったからこそ、「自分にはまだやれることがある」と思えるようになり、次のステップへの自信を持つことができたのです。
次回は、社会に出てからの話をしていきます。新卒でのつまずきと挫折、そしてそこからどのように再起を図ったかについて詳しくお話ししますので、ぜひ楽しみにしていてください!