【日常写真日記#23】蝸牛
今日は朝から雨が上がり、晴れ間が少し顔を出していた。しかし、湿度は相変わらず高く、雨で濡れた壁や地面が空気の重たさを感じさせる。そんな中、濡れた壁面にひっそりとカタツムリが張り付いていた。
カタツムリはゆっくりと動きながら、壁を這っていた。梅雨の時期によく見るこの小さな生き物が、雨上がりの風景に溶け込むようにして静かに進んでいく様子は、何とも言えないのどかさがあった。何も急がず、ただ自分のペースで壁を登る姿が印象的だった。
雨の後、どこか澄んだ空気の中でカタツムリを眺めていると、自然のリズムがゆっくりと流れているように感じられる。普段は忙しく、早足で過ぎてしまう日常も、この小さなカタツムリのように、時にはゆっくりと進んでみるのも悪くないと思った。
「雨上がり 湿った壁に カタツムリ」
静かに進むカタツムリの姿を見ながら、自分も少し肩の力を抜いて、ゆっくりと日々を楽しんでいきたいと感じた一日だった。
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