【日常写真日記#10】鉄塔
今日はふと上を見上げると、目に飛び込んできたのはNHKの電波塔。赤と白の鉄塔が青空にくっきりと映え、その姿に思わず見とれてしまった。空の鮮やかな青と鉄塔の強いコントラストが、何気ない日常の中で際立っていた。
気温が徐々に下がり、過ごしやすい秋の風が心地よく感じる。空はどこまでも澄み渡り、まるで電波塔が青空に溶け込んでいるかのようだ。涼しい風が吹く中、遠くの景色もくっきり見え、散歩には最適な一日だった。
日々の中であまり意識することのない電波塔だが、こうして改めて見上げると、その無機質な美しさと機能美に気づく。街の中で静かに役割を果たし続けているその姿は、都市の風景の一部として確かに存在している。自然の風景と人工物が織り成すこのコントラストには、何か特別な魅力がある。
こうした何気ない風景を眺めながら、ゆっくりと歩く時間が、今の季節にはぴったりだ。日常の中でふと見上げた空が、こんなに美しいと気づける瞬間が、少しだけ心を豊かにしてくれる。過ごしやすい秋の空気と、空にそびえる鉄塔の美しさを改めて感じる一日だった。