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Art,walk to me. | アート鑑賞と多様性を めぐる とある市民たちのはなし。vol.2

ーーこの企画は、鹿児島市主催の講座「カルチャークリエイター講座」のプログラムの一環として企画・運営されています。


はじめまして。『いの』と申します。
ひょんな事から出逢った6人で今回、アートイベント『Art,Walk to me. アートが歩いてやってくる。』を企画しました。
企画の詳細はキワさんのvol.1をご覧くださいね。

私自身、アート鑑賞は大好きで最早生活の一部のような存在です。ただ、私の思うアートは美術館やギャラリーの展示作品だけではなく、ふと見上げた空に広がる雲だったり、電車で隣りに座った人のスニーカーの紐のヘンテコな結び目だったりもします。


『今日もすこぶる快調ー』と言っているような言ってないようなキミ


アートチャンスは突然に。

チームのみんなと語り合う中で、アートは決して堅苦しいものではないし、自由に楽しんでよし!という思いを再確認しました。ついつい自分好みの作品に偏りがちになりますが、時に『?』しか浮かばないような難解な作品や、何だかやけに引っかかる作品にばったり出くわすことがあります。
実はこれチャンスでもあるのです。
(この状況をアートチャンスと今、命名しました)
その時、なぜ『?』と思ったかを深掘りすると潜在的な自分と対話するような感覚に陥ることがあります。そこで生まれた問いみたいなものが自分なりに理解できた瞬間は何ものにも代え難いのです。(たまーに本当にたまーにですが凡人の私にも訪れます)例えるなら練習を続けて楽器が上手く演奏できるようになったり自転車が乗れるようになったみたいな感覚?

今年の夏、とある展覧会で見た1枚の絵に不思議な違和感がありました。数日後、偶然その作品の作家さんとお話しする機会がありました。直接疑問をぶつける事が出来て正しくそれは幸運でした。不思議な違和感の謎の素は端的に表現すると(子どもの頃の記憶とその絵の違和感が繋がった瞬間)にありました。
今、この瞬間もじわじわ不思議な感覚が戻ってきた感じです。(念のためにお断りしますが、私は霊感ゼロ人間です)

私は、こんな気持ちにさせてもらえたこの絵に、またいつかどこかで会える日を楽しみにしています。

『まとめ』も突然に。

見出し2つ目でもう終盤です。
さて。7月からチームのみんなと走り出した今回の企画。
世代もバラバラなのに何だか居心地いいのは私だけではないはず。(だといいな)

11月19日、アートがあなたに会いにやって来ます。勇気を出してあなたもアートに話しかけにきてくださいね。
そして、このイベントに参加されるかた
お一人おひとりにアートのタネが芽吹きますように。
それでは会場でお待ちしています。


(おまけ)

私の普段の暮らしが本にまみれておりまして、本棚に入っていていつでも手に取れる『処方箋』のようなそんな本たちを紹介しておわりたいと思います。外出が難しかったコロナ禍ではとりわけ支えてもらった精鋭たちです。
最近出会った本から古い本もありますが、図書館で借りれる場合もあるので機会があったらぜひ読んでみてくださいね。

  • 美術の物語 E.H.ゴンブリッチ

  • ドミトリーともきんす 高野文子

  • まちには いろんな かおがいて 佐々木マキ 

  • すずしろ日記 山口晃

  • Fujiko Nakaya 中谷芙ニ子

  • 有元利夫 全作品

  • ミッフィーとほくさいさん

  • ありのままがあるところ 福森伸

  • クレーART BOX          日本パウル・クレー協会/編

  • 目の見えない白鳥さんとアートを  見にいく 川内有緒

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