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ギター発表会での大失敗⑤
先日のギター発表会で、初めてあがり症の症状を完全に晒してしまった私。
↓前回はこちらです。
あの瞬間は、
とにかく悔しかった。
大の苦手だった子どもの幼稚園の保護者懇談会では、緊張で喉の奥が詰まってしまっても、どうにか声を絞り出すことはできた。
シーンと静まり返った先生と保護者たちの輪の中で、心の内では恐怖に震えながらも、言葉にのせて自分の言わんとすることは何とか伝えられてきた。
でも、今回は本当に何もできなかった。
どんなにもがいても、絞り出そうとしても、指が動いてくれないんじゃ、ギターではどうすることもできない。
完全にお手上げ状態です。
悔しい、、、悔しい!!
直前まで自分なりにあんなに頑張った練習の成果を、1ミリも発揮することができなかった。
あがり症が、社交不安症が心底憎らしかった。
自由にのびのびと、音楽で表現している人たちが心底羨ましかった。
私にとって、ギターを弾くことは心の癒しでした。
弾きたい曲に出会った時のワクワク感、そして練習を重ねて、その曲が少しずつ弾けるようになった時のなんともいえない嬉しさ、高揚感。
ギター教室も、ずっとその気持ちで4年間楽しく続けてきました。
下手くそでも、大好きで大切なギター。
それなのに、社交不安症は私からギターすらも奪うの??!!
そんな怒りと悲しみが混ざり合った気持ちでした。
発表会のあと、1週間ほどグルグルして、ようやく次回レッスンの予約を取りました。
次回は来月ですが、まだどうなるかはわかりません。
もしかすると、先生の前でも恐怖感が蘇ってきて、また症状が出てしまうかもしれません。
でも、あれほどのショッキングな出来事があったにもかかわらず、不思議とギターをやめたいという気持ちにはなっていません。
あれからまた恐る恐るギターを弾き始めて、今はまた楽しんで弾くことができています。
(最初に弦に触れるのがすごく恐かった、、、)
これから、ギターとどう付き合っていくのか。
自分自身とどう向き合っていくのか。
また機会があれば、ここで綴ろうと思います。
「ギター発表会での大失敗」のお話は、今回で終わりにします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。