「読むアロマ」がもたらすもの
物語の世界観を香りで表現する「読むアロマ」シリーズのひとつ、太宰治の「人間失格」の香り。
「人間失格の匂いってどんだけどんより?!」と、ご紹介するとみなさま興味を持ってくださいますw
作品の香りを作るとき、読んだ感想、印象に残ったフレーズ、香りとつながるシーンなどをメモしたものを見直して、ブレンドの構成、精油の選択を決めていきます。
この「人間失格」に関して言えば、作者の太宰、主人公ともに生き辛さの極みの中にいて、学生のころに読んだ時は全然ピンとこなかったし、暗くて印象