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読んでない本でも香りが作れる理由

連休の後半2日間、文學アロマセラピートライアルセッション開催しました!


1日目はやや風強めでしたが、お日さま射すベランダで。
2日目はかなりの強風となり室内に避難。
開催中の写真展miyuki horinoさんの「North of Denmark」の静寂漂う美しい写真と本たちに囲まれ、これもまた素敵な空間でセッションをさせていただきました。


day2会場


写真展「North of Denmark」5/15まで開催中!


この文學アロマセラピートライアルセッションは大切な1冊の香りを作るものということで、

「(アロマ書房が)読んでない本でも香りが作れるのですか?」

というご質問をよくいただきます。

もちろん作れます!なぜなら、

お客様が語る本についてのお話が、私にとっての「物語」だからです

かりに、私も読んだことがある作品でも、感じる世界観、好きなシーン、浮かんだイメージなどはそれぞれ異なるので、生まれる香りはまったく違ったものになるという面白さ。

私がやることは、語られた言葉と精油がもつ個性をつなげ、香りという器におさめること。

実は、精油ひとつひとつにも生まれや育ち、得意なこと、文化や歴史での姿といったストーリーがあるのです。

物語と香りが出会い、化学反応をおこす様は、まるで人と人が出会うときのよう。
世界がひろがり、驚きや新しいものに出会ったときの感動がうまれる、そんな体験と同じなのです。


そして、今回のようなイベントでよくおこるシンクロニシティについて。

この日この時に偶然集まった人たちが、まったく違う作品から、同じテーマについて語り、同じ香りを好むという不思議。

読書は「物語とわたし」という個人的な作業で、他者が入り込めないある種の孤独があります。

ですが、私たちは、見えないものが見えるレンズでのぞいてみると、つながってたり、部分的に溶け合っていたりしているのかもしれない。

孤独、でもなんか温かい

読むアロマ案内人のわたしも、みなさんと一緒に言葉と香りに導かれています。


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#BOOKSHOPTRAVELLER

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