本棚:『シン・ファイヤー』
数年前に憧れたFIREですが、早期退職して、その後どうしたいのか?…というと明確な答えもなく(当時は働かなくていいことが とにかく魅力的に映ったのですが)、今は細く長く生涯現役が理想です。
稲垣えみ子さんと大原扁理さんがFIREについて語るとどうなるのか…。通常のFIRE本とは異なるわけですが、憧れのお二方なので、うなずきながら読みました。
2019年に千葉を襲った大型台風により4日間の停電を体験し、電気のありがたさを感じるとともに、なんでこんなに電気に依存しているんだと腹立たしくもありました。それで少し価値観が変わり、『本気で5アンペア: 電気の自産自消』や『電気代500円。贅沢な毎日』などを読む中で、稲垣えみ子さんの『寂しい生活』を知り、超節電生活に感動しました。
一方、大原扁理さんは図書館で『なるべく働きたくない人のためのお金の話』というタイトルに惹かれて借りたのがきっかけで、年間90万円で暮らせるんだ!と感動しました。
その後、千葉→東京に引っ越したこともあり、残念ながら家賃は増えましたが、暮らしは小さくなっており、ほぼ3食自炊なので、食費は減りました。そして、使い捨て製品をほとんど使わなくなり、ドラッグストアで日用品を買うこともガクッと減りました。お金のために何としてでも働かなければ!みたいな感覚は減り、心と体を壊してまで働く必要はない、辞めることもできる、という心のお守りはできました。