どんどん夢中になっていく畑
私の畑史
田畑に囲まれた環境でしたが、身内に農家がおらず、農業が縁遠いものでした。ですが、母が花や植物が好きで、我が家にはたくさんの植物があり、
私が小学校低学年の時にも家庭菜園をしていました。
小学2年生の町探検の授業で、行き先として、我が家の畑を立候補していたらしいです笑
高校生の時は、自転車で通いながら自分たちの畑をしたり、田んぼ・畑・しいたけ・みかん農家の手伝いをしたり、かなりの時間を費やしていたと思います。
自分たちの畑では、なかなか収穫までできない、経験がそんなにあるわけではないのにまとめていく役割を担う、他にもやりたいことが多すぎて全力を注げていないなど、たくさん悩み考えながらやってきました。
「春に植え、夏に収穫」のように育てる(プロセス)期間が長いことでの難しさをたくさん感じました。「今日植え、明日収穫」なのであれば、今回水が少なくて育たなかったから、次回は水をたくさんあげようと、探究のサイクルをスピーディーにたくさん回すことができますが、そうはいかないので、中長期な視点を持ち、計画を立てたり、意欲を高めたりできるようになったと思います。
今思うと、野菜に限ったことではなく、商品・サービスなど、何かをつくるには長い時間がかかります。中長期的な視点は様々なところで出番がありそうです。
現在進行中の畑の探究
我が家には小さな畑があります。
現在は、ほうれん草・トマト・ナスビ・ピーマン・オクラ・キュウリ・大葉を育てています。
また、朝顔とフウセンカズラのグリーンカーテンを作っています。
まずは、放置気味になっていた畑の整備や土づくりから始めました。
土をホームセンターで買わなければいけないことに衝撃を受け、これまで当たり前だったものが崩れました。
石灰の代わりとして、卵の殻を砕き、混ぜてみました。普段ゴミになってしまうものを新たに活かせることに喜びを感じます。
そして、春蒔きのほうれん草の種を蒔きました。
父はあまり野菜が好きではないのですが、ポパイの影響もあり、ほうれん草ならということで育てることになりました笑
みるみる大きくなってきたので、間引きました。
小さいですが間引いた後のほうれん草は、とても優しい甘さがあり、美味しかったです。収穫が一段と楽しみになりました。
普段の水やりよりも雨の方が成長のスピードが速いように感じました。自然の雨はすごいなと思いつつ、我が家の水は地下水なので同じ雨だなと思いました。水のかかり方の違いなのではと思い、雨をできるだけ再現して水やりをしてみています。
続いて、夏野菜を植えました。
父は、ほうれん草の双葉や夏野菜の花を見たことがなかったみたいで、これが食べれるようになるのかと驚いていました。
育っていくと同時に、ナスビの葉がたくさん虫に食べられ困っていました。
ちょうどその頃、仲の良い農家のおじちゃんが和ハッカをくれました。昔は人の虫除けに使っていたと言われていたので、野菜の虫除けとして使えないか調べ、虫除けを作ってみました。
つい先日、ナスビとピーマンの初収穫をしました!
ナスビのヘタにある棘は痛いんです!新鮮な証!
野菜作りを通して、たくさんの疑問が出てきます。
また、次にやってみたいことも続々と出てきます。
最近の楽しみは、水が土に吸収していく音を聞くことです。五感を研ぎ澄ませ、疑問ややってみたいことをたくさん出していきたいです。
これから梅雨の時期に入ります。地元で畑をするのは初めてに近しいので、少し心配です。
何度も登場している仲の良い農家のおじちゃんが「自然は変わっていくから、経験を積んできても毎度初心者の気持ちで育てとるよ」と言われていました。畑を取り囲む環境の観察もしていきたいなと思います。