根性で生きる?【私の学び#7】
こんばんは。
『えり』です。
私はこれまで、私なりの根性論と共に生きてきました。今じゃ古いと言われてしまいそうな考え方ですよね、、(笑)
特にこの根性論を活用してきたのが、精神疾患と向き合う際です。
でも正直、根性論はオススメしません。
というわけで、
私の失敗(?)の例として、これまで発揮してきた根性話をいくつかさせていただきます。
パニックは自分で治す!
私は高2の冬から、確か大学4回生あたりまで、
パニック障害のような発作が度々出る身体でした。本来なら、心療内科等に通うのでしょう。
しかし私は、この症状は自分で治す、という方面に気持ちがどんどん進んでいってしまったのです。
私が抱えてきた予期不安によるパニック障害は、
パニックになるかもしれないという不安からパニックになるというもの。
ならば、もうパニックにならないことを私自身に証明できればそんな不安はなくなるぞ、と考えました。
いわゆる暴露療法の原理ですね。
それを専門家なしで始めたのです。
当時、バスや授業中、部活中といった逃げ場のない環境下では、かなりの頻度でさーっと血の気が引いて倒れそうになりました。
血の気が引いてきたな、というタイミングから私は、ネットで調べたツボをグイグイ押しながら、"大丈夫、大丈夫、これまで一回も倒れたことないじゃん、大丈夫、、、"と暗示をかけていました。たまにやばいかなーという時は、わざと消しゴムを落として頭を下げて、頭に血を上らせろ、と頑張りました。
これを5年近くやってきた私はやっぱり根性バカです(笑)
でも実際、成功体験を積むと少しずつパニックを感じる場所も減っていきました。
最終的にパニックを起こさなくなったのは、
結局通院後のことでしたけどね、、、
当時は真面目に本気で取り組んでましたけど、
こんな頑張る必要なかったと今は思います。
専門に頼りながら、少しの根性だけ使えば、
私だったらすぐに回復できたかもしれないのに。
鬱だけど仕事行く!
これは最近のお話。
今年の1月ごろから4月末ごろまでのことです。
この時期は、鬱症状により朝が起きられない日が続いていました。そのため、欠勤や遅刻を繰り返し、上司には心配をされていました。
確か、こうなってからは5連勤を達成できた日はなかった気がします。
こうなると普通は「休職」するかどうかの決断が求められます。
1〜4月の上旬まで、私がずっと上司に言い続けていたことは、
「急には無遅刻無欠勤に戻れないかもしれませんが、少しずつ出勤できる時間を伸ばしていこうと思っています。徐々に完全体に戻します。」つまり、休職せず少しずつ根性で治す、ということ。
主治医も当時、「一度行かなくなったらもう行けなくなる気がするんです、、、」という私の熱い想いに応援はしてくださっていて、とある日、「根性あるね〜」と言われました(笑)
結局戻れなくて休職、復職したけどまたダメで退職したんですけどね、、、
そんなこんなダラダラとしている間に1年が経とうとしていることにびっくりです。
根性も大切だけど、もっと潔く休みを求めていられたら、今もう少し楽だったかもしれないと思うこともあります。
何でもかんでも根性で突っ走れーは、効率が悪いのかもしれません。
以上、私の根性経験談でした。
根性って、ある程度は大切だと思います。
精神疾患と向き合う上で、ある程度踏ん張る力が必要だと思うからです。
だって、最終的に治せるのは私だけだから。
ただ、必要以上の根性は、本当に自分のためになっているの??と言われると、
私の経験上はっきりYESと言えません。
頼るべきところは頼る。
しんどいと思ったら休む。
これらは全く悪いことではありません。
むしろ大切なこと。
私の経験から、ご自身と向き合う上で何を大切にしていくことがためになるか、そう考えるきっかけにしていただけたらうれしいです。
なんでも気張りすぎない。
緩急が大事です。きっと。
ありのままの『えり』より。