父ちゃんは歌がど下手!
このブログを音声化したものです。内容を少し広げながら収録しております ↓
from:ありのまま@9
自宅よりケンタッキーのチキンを食べながら、、、
たまに無性に食べたくなるファーストフード。
何だか、チキンから「食べて〜」
って聞こえるの。
危ない症状だね。
さて、今日は父ちゃんの話。
僕のnoteで初登場の父ちゃん。
実は大きな声で言えないけど、
父ちゃん、歌が下手なの。
下手っていってもただの下手ではない。
とびっきりの下手。
聞いたらびっくりするよ。
椅子に座っていたら、確実に後ろにひっくり返るね。
だからさ、もし僕の父ちゃんが歌っているとこを
聞かなければならなかったら
寝た状態で聞いてね。
すでにひっくり返っているから安全でしょ 笑
父ちゃんは昭和中期の人間で、田舎で育った。
だからか、音楽に触れる機会が少なかった
って言い訳しているよ 笑
歌っているのを聞いていると
何だか車のマニアル車がクラッチのつなぎ方が下手で
ガックンガックンしている感じ。
普通なら一定のリズムでハクを刻むけど、
ガックンガックンってなるの。
だから、父ちゃんの歌でリズムに合わせて
揺れながらリズムに乗るってできない。
音痴の王様だ。
そんな父ちゃんだから、結婚式などで
歌を歌わなければならない時って大ごとだった、
我が家にとって。
母ちゃんは一言
「あんたは歌わんでいい」
チーン。
それで危機を乗り越えてきた。
そんな父ちゃん、今から8年前に定年退職した。
そして始めたのが、三線。
演奏は良い。
三線はそれに加えて、歌が歌えて初めて一人前とみなされる。
そう、歌があるんだ。
最初はほんとにやる気か〜
って思ったけど、本人はやる気満々。
時々実家に行くと、中から三線の音色と歌声が聞こえてくる。
近所迷惑にならないかなって心配になるくらい。
こっちがドキドキするわ〜
それでも父ちゃん、練習を続けた。
コンクールで試験にも挑戦するようにもなった。
遠くまで試験を受けにいって、2度も落ちた。
一番最初の試験の新人賞を。
試験には落ちているけど、歌声は、、、
よくなっていた。
だんだん近所迷惑を気にしないくらい。
まだそこかよ〜
って突っ込まれそうだけど、
とにかくスタートがひどかったから、
僕ら家族には大事件だ。
今年の正月、誰もリクエストしてないのに
父ちゃんが三線を弾き、歌い出した。
立派なものだった。
そしてついに新人賞を手にした。
伸びる人の条件の1つに「続ける」ってある。
「続られる」人は伸びる
父ちゃんがまさにそうだ。
今が下手でもいい。
ど下手でもいい。
続けられれば、必ず伸びる。
それを今もなお背中で、息子・孫に見せ続けている父ちゃん。
父ちゃんすごいよ。
同じ父親としても尊敬する。
僕も父ちゃんみたいに背中で示せる大人になるよ。
PS
父ちゃん、不器用。
おしゃべりも下手。
自分が仕事で得た知識を話し始めると
なぜか敬語になる。
僕ら家族にもね。
だけどそういう父ちゃんも、大好きだな!