感想文が書けない私、でもコメントは大好きなんです【コメント勉強会】
子供のころの私にとって「読書感想文」という宿題は、もっとも苦手で嫌いな宿題のひとつでした。
あらすじを書くことで何とか文字数を稼ぎ、その合間に簡単な感想をひとこと入れる(〇〇がかわいそう、〇〇はすごい、など)、最後は「とても面白かったです」で締めくくるというお決まりのパターンでいつも提出していました。
私がなぜ感想文が苦手かというと、自分の感じたことを言葉にして語るだけの「語彙力」「表現力」というものがほとんどなかったからです。
そしてそれは、正直なところ今もあまり変わっていません。
感動しました、素敵です、共感しました、美味しそう、
すごい! おもしろい! それいいね! など。
基本的にこんな言葉しか出てこない。
何にどう感動したのか、どのように共感したのか、なにが「すごい!」のか、たしかにそう感じているのに、それを自分の言葉だけでうまく表現することができない。それが、私です。
けれど今の私は、読んだ本を紹介しながら「読書感想文」みたいなものをnoteで書いています。
「読書感想文」のタグをつけてはいますが、私の記事を「読書感想文」と言っていいのか、自分でも疑問ではありますが……、
いつも「読書感想文」みたいなものを書いています。
自分の感じたことを人に伝えるために必要な、語彙力・表現力を持たない私が、何をもってそれを補っているかというと、長い長い【自分語り】です。
今日は、チェーンナーさん、shogoさん、かつおさんの共同企画「コメント勉強会」に参加させていただきます。
この記事ももれなく【自分語り】満載でいきますが、誰かへの押しつけではなく、勉強会ということで「こんな人もいるんだな」という感じで温かく見守っていただけたら嬉しいです。
(前書き700文字/全4400字)
ちょっと前に「そうとしか生きられない」という記事を書きました。
この記事は、私の大好きな作家さん喜多川泰さんのブログにあった言葉を、記事の締めとタイトルにそのまま使わせていただいています。
これは完全に他力の記事で「自分で表現したい!」という気持ちよりも、「この言葉を必要としている人はきっと私の他にもいるはず。これはぜひともシェアしたい!」という気持ちが勝り、そのままシェアさせていただいたものです。
私がずっと頭で考えていてうまく言葉にできなかったことを、喜多川さんはブログの中でたったの210文字で表現されていました。
私が5000字は使わないと伝えきれないことを、その方はたった210文字で表現されている。
これは冗談でも何でもなく、私が「そうとしか生きられない」ということを自分の言葉で誰かに伝えようとしたとき【自分語り】抜きで、これを表現することが、私にはできないのです。
喜多川さんは、ご自身の経験や学びから得たものの中でトコトン考え抜いた末に、この言葉を生み出している。
そしてその途中経過をまったく見せずとも、高い表現力をもってたったの210文字でも多くの人に伝わる言葉を生み出している。
私には、到底マネすることはできません。
自分が読んだ本の中に、私に必要な「幸せのヒント」を見つけた。そしてそのヒントをたよりに自分の頭で考え、何らかの答えを見つけることができた。この感動をアウトプットして伝えたい!
私がそう考えた時、それを「まとめ」のような形で、考えだした結果のみを短い言葉で表現する才能が、私にはまったくないのです。
私がそれを表現するには、それをかみ砕いて自分の言葉にするまでの思考そのものや、読む人に伝わるような例題となる自分の体験を同時に見せることでしか、私はそれを伝えられない。
それはnoteのコメントも多くの場合おなじで、「共感しました」と相手に伝えたいが、自分の言葉だけではその気持ちをなかなかうまく表現できない。
でもそこに「私もこんなことがありました」と、【自分語り】を間に入れることで、「共感します」という私の気持ちを相手に伝えられるのではないか?
そんなふうに思い、私はよくコメント欄でも【自分語り】を入れてしまいます。
「自分語りばかりでごめんなさい」
「自分事ばかり書いてすみません」
「長文コメント失礼しました」
こうした、記事を書かれた方へ配慮するコメントを、今までたくさん見てきました。
注)これらのコメントがよくないと批判する意味で書いているのではありません!!
コメント欄での【自分語り】、そして【長文】は、マナー違反になるのかな?
それを嫌だと感じる人は、そんなにいっぱいいるのかな?
そんなことを考えてしまうと、特に真剣に書かれた記事に対しては、私のような人間は、なかなかコメントができなくなってしまうのです。
「コメントしたい。でも【自分語り】抜きでこの気持ちを私は伝えられない」
そう感じてしまったときは、他の方のコメントを読ませてもらっています。
さすがクリエイター揃いのnoteだなと、みなさん自分の言葉でしっかりと、書き手の方に寄り添った温かいコメントがたくさん並んでいます。
同じように思っているのに、私には到底かけないコメントがズラリと。
みなさん本当にすごいなぁと思いながら、コメントもありがたく読ませていただいています。
コメント欄での【自分語り】、そして【長文】は、マナー違反になるのかな?
こんなことに正解はないと思うし、他の方はどのように考えられているのかわからないのですが、私自身がこんな人間なので、少なくとも、私のnoteでは、【自分語り】も【長文】コメントも大歓迎なのですよ。
でも、もしも、私が自分語りや長文コメントをしたことで、どなたかに不快な思いをさせてしまっていたらごめんなさい。
今日の記事は、これがマナー違反であるのかないのかを問うために書いているわけではなく、
私のnoteでは
【自分語り】も【長文】コメントも、
大歓迎なのですよ。
100%、これを言いたいだけのために書いています。
自分の正義を私に押し付けようとするコメント(←これはご自身のnoteでお願いします)、記事に無関係な返答に困るようなコメント、営業コメントのようなもの、を省いたうえでの、私のnote内だけでのお話です。
誰かの書いた文章を読んでいく途中で、自分の体験を思い出しながら自分に重ねて読むこと、これはきっと自然なことですよね?
もしも私の記事を読んでいただく中で、思い出された経験や想いがあった場合、それを聞かせていただけるということは、その方が記事を読みながら何かを考えて下さった証拠であり、それは記事を書いた私にとって、すごくありがたく幸せなことなんです。
そうしたコメントを読ませていただくことや、そのコメントに返信する中で、私自身も今まで多くの気づきをいただいてきました。
コメントでもっとも思い出深い記事を、一つだけご紹介します。
この記事は、発信について考えていた私のごちゃついた頭の整理のために書いたもので、自分でしっかり結論を出せないまま、頭に浮かんだものをそのまま綴った記事です。なのでいつも以上に、話があっちこっち行っています。
そこに多くのコメントをいただきましたが、記事を書くだけで疲れ切ってしまい、何も考えられなくて、最初の方にコメントくださった方に、私はまともなコメントを返すことができませんでした。
でも少しずつみなさんが寄せて下さったコメントを読み、返信していく中で、だんだん頭の整理ができてコメントが返せるようになってきました。
コメントをくださった方たちが「発信」について私と一緒に考えてくださったように感じ、本当にありがたいなと思いました。
記事の感想をコメントいただくのも嬉しいですが、「私はこう考えてるよ」という意見をいただくことも、とても勉強になるしそれが大きなヒントにもなるんですよね。
後半でコメントをくださった方は、上に書かれているコメントもすべて読んでくださる方が多く、他の方から寄せられたコメントを元にして色々と考えてくださったことも、とてもとても嬉しかったです。
過去記事の紹介でしたが、もし私と一緒に「発信」について考えて下さる方がいらっしゃいましたら、ぜひこの記事にもコメント残していただけたら嬉しいです。
また、今回のコメント勉強会では、「素敵なコメンター教えてください」とのお題もあったので、ここでお名前のご紹介や記事の貼り付けはしませんが、この記事にコメントくださった方を、私が選ぶ「素敵なコメンター」とさせていただきたいと思います。
🐸
以前、個人的に仲良くしていただいてるnoterさんに、コメントに関してこんなことを言われたことがありました。
ミイコちゃんのnoteにコメント書くのって、試験みたいで「この文章を読んで、要点を100文字以内でまとめなさい」って感じなんだよね~🤣
だからなかなかコメントできなくてごめんねと。
爆笑してしまったのですが、とてもよくわかります。
私は私の記事にきっとコメントできないですから、みなさんのコメント力の高さにいつも驚かされつつ、こんなコメントしづらい記事にコメントいただけることにいつも感謝の気持ちでいっぱいです。
この言葉に共感する方がいらっしゃったら、ぜひコメントで教えてくださいね。友人が「だよね、だよね。そう思うの、私だけじゃないよね。」と、大爆笑で喜んでくれると思います(笑)
でもたまに彼女のいうとおり、私の長い長い記事を要約してわかりやすく短い言葉でまとめてくださる方がいて、それを読んだ瞬間「そーなのそーなの! それが言いたかったの、うまくまとめてくれてありがとう!」と、いつも感動しています。
私は、noteのコメントは文通みたいなものだなと思っています。
noteで出会う方はお互いが発信者であることが多く、記事を読みあうことと、コメントでのやり取りを通して、少しずつ相手のことを知ることができる。
そうした繋がりが、実際にリアルな繋がりになることもあって、文通相手と初めて会ったのに、全然「はじめまして」の感じじゃない。
そんな感覚を何度も味わってきました。
たとえnoteの中だけでも、私と仲良くしたいと思ってくださる方がいるのなら、私のこともよく知ってほしいし、あなたのことも教えてほしい。
だから、私自身はコメントをすることがあまり得意ではないのですが、noteでのコメントのやりとりは大好きです。
そして、私の記事にいただくコメントは「宝」であり、私にとって「最高の読み物」であると思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
![](https://assets.st-note.com/img/1671521860453-z8qUsZgzUt.jpg?width=1200)
チェーンナーさん、shogoさん、かつおさん
なかなか書けなかったことを書く機会をいただき、ありがとうございました!
他の方の記事も、順番に読みに行かせていただきます♪
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![ミイコ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52524298/profile_fc2ddf4664f620f5bac8f35b37f8728b.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)