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年末年始のお楽しみ【家計の総決算】がもうじきやってくる

私は、我が家のCFO(最高財務責任者)としての役割と責任を負っています。

家庭のある人なら、夫婦どちらか得意な方が請け負えばいいのですが、一家に一人(もしくはチームで)CFOとしての責任を負える人がいると、家計はうまく回っていきやすいだろうなと思っています。

貯金が得意な人の特徴に「お金の流れをしっかりと把握している」ということがよく挙げられますが、貯金が苦手な人は、やはりこの逆であることが多いですよね。


✔毎月いくら使っているのかわからない
✔なんか知らんけどお金がいつのまにかなくなっている
✔特別贅沢しているつもりはないのにいつもお金がない


一家のCFOとしての役割を果たすためにまず必要なのは、現状を知ることです。


こちらの記事に書きましたが、私は難しいことは嫌いなので、家計管理でしていることは「足し算引き算」のみです。


収入>支出


これを死守するべく我が家なりの「家計予算」をまず最初に作り込み、それを毎月しっかりと守っていくことで、自動的に貯金が貯まる仕組みを構築しています。

めんどくさいのは最初の予算立てだけで、あとは決まった予算通りにお金を下ろしてきて、その範囲で生活するだけ。

家計簿をつける必要もないので、とても楽ちんです♡

【袋分け家計管理法】

これを、独身一人暮らしの頃から20年以上続けています。


貯金については、予算に組み込まれた先取り貯金(投資)が、すべてのベースとなっています。

前置きが長くなりましたが、毎月の家計管理はこうして「徹底的な予算管理」で、我が家は動いています。


その上で、年に一度のお楽しみ!

毎年年末にすべての金融機関の残高を把握し、エクセルの表に入力することで【家計の総決算】を行っています。

今は家計簿ソフトなどで自動計算してくれたり、ネット銀行などから自動的に残高を集めてくれたりする時代。

そんな中で少々時代遅れではありますが、私はエクセルでの簡単決算をずっと前から続けています。

多くの方が、きっといくつもの金融機関に口座をお持ちですよね。

我が家も銀行・証券会社・保険会社 等々、いくつもの場所に資産が分かれておりますので、しっかりと情報を集めてこないと、いったいいくらあるのか把握ができません。


人は、自分が知らないこと、わからないことに不安を感じます。

ただ漠然と「今年も全然貯金できなかったなー」と思っているだけでは何も始まりません。

まず”我が家のお金たち”を一つの場所にしっかりと集めて把握する。

これは、とても重要なことだと思っています。


その中でも、積み立ての保険商品は「満期にいくら」という感じですので、通帳のある銀行預金と違ってとても見えにくく「お金がない、今年も全然貯金ができなかった」と感じる要因になりやすいと個人的に感じています。

以前友人が「子供の学資保険を一括払いしたからお金がなくなった。またイチから貯金しなきゃいけない。悲しい」と言っていたことがありました。

その保険商品は立派な「資産」であるため、こういうのを取りこぼしなく「見える化」していくためにも、エクセルに各金融機関のデータを集めてくるのはとても有効な手段です。

あくまで我が家流ですが、私の場合は解約した場合の返戻金ではなく、支払った保険料の金額を毎年エクセルに打ち込んでいくようにしています。

それだけのお金を「今年もきっちりと貯めることに成功したよ!」と、自分で把握するためだけのものですので、厳密さはこだわっていません。

保険商品の他に企業型確定拠出年金(DC)のマッチング拠出(自腹で積み立て分)や、自社株購入の目に見えにくいものも、保険と同様に「積立額」で入力し、資産増加のモチベーションUPに繋げています。


少しの手間はかかりますが、このように【家計の総決算】をすることで、ただ漠然と「今年もあまり貯金できなかったな」と不安に思うことから一歩踏み出すことができます。

”我が家のお金たち”をエクセル上に集合させてあげるだけで、「案外増えてるじゃん!」と思うことができるかもしれない。

もしもまったく増えていなかった場合、「なぜお金が増えていないのか?」と一年を振り返り、考えることにも繋がります。


✔子供が大学に入学した
✔車を現金で一括購入した
✔住宅ローンの繰り上げ返済をした
✔奮発して家族で海外旅行に行った


などなど、特別な支出があり「それを自分たちはしっかりと支払うことができたんだ! 今年もお金はあった! ありがたい!」と思えたら、その年がたまたま貯金の増額ゼロ、もしくは多少赤字だったとしても価値ある1年だった証明になります。 

そしてもしこれらの振り返りがまったくできない場合、「とくに何にも使ってないのに貯金できなかった」ということが判明した場合は、自分の生活を今一度見直す必要があるのかもしれません。


私の資産運用・家計管理の根底にあるのは、

自分の望む未来を叶えていくために、今の自分に何ができるのか?

この1点です。

その上で具体的にしていることは、

①生活に使うお金
②今を楽しむお金
③将来のためのお金

我が家なりの心地よいバランスを考え、この3つにお金を振り分けていくこと。

多くの人は、「ただ食って寝て生きていければいい」とは思っていないと思います。

生活のために365日休まず働いて、生きて行ければ満足。

ただ働いて、暮らすだけ…

少なくとも、私はそんな人生を望んでいません。


「家計の最終目的は、余暇と娯楽である」


両学長さんの動画にあった言葉です。

ほんとほんと、そのとおり!!拍手したいくらいの名言です。

私たちは、生活するためだけに働いているわけではありませんよね。

もちろん日々の生活も大切ですが、

働いて得た収入から生活にかかる必要なお金を支払い、余裕が出たお金で自分や家族が幸せを得られるモノやサービスを買う。

このお楽しみのために、私は生きているといってもいいかもしれません。

両学長さんはこの動画で、大きく3つのことを言っています。


①家計は利益の獲得を目的にしている
②稼いだ利益は最終的に「浪費」か「投資」のどちらかに向かう
家計の最終目的は、余暇と娯楽である


会社の利益の多くは経営者や株主のもとへ行ってしまうけれど、家計で出た利益はぜんぶ自分達のもの。

家計管理の目的を「収入ー生活費(必要経費)=利益」の利益を出すことにしていこう。

そして利益は「浪費」か「投資(貯金)」のどちらかに化ける。

「浪費=悪」ではない。

心を豊かにする浪費か、それ以外か、しっかり見極めていこう。

投資は未来の利益を増やし、余暇・娯楽を増やすために行うもの。

稼いだお金を娯楽に使うというのは大前提。

「娯楽こそが、稼いだ利益の”出口”である」

そのように言っています。


最終的に稼いだお金(利益)を、

✔いま使ってしまうのか
✔貯金・自己投資・資産運用などで、もっと増やしてから使うのか?

時間軸を気にする必要があるだけです。


①生活に使うお金
②今を楽しむお金
③将来のためのお金


私の行っている3つのお金の振り分け方②③は、両学長さんのいう「利益」を指します。

収入から「①生活に使うお金(生活費)」を差し引いた「利益」がちゃんと出るように、まずは月々のお金の流れをしっかりと把握し管理していく。

その上で出た利益を「②今を楽しむためのお金(浪費・娯楽)」と「③将来のためのお金(投資・貯金)」に、家族で話し合い心地よいバランスに割り振っていく。


年一回の【家計の総決算】を行えば、「③将来のためのお金」について、ただ漠然とではなく明確に把握することができ、知らないことによる余計な不安に悩まずに済みます。

そこで問題があるようなら、家族で家計の見直しについてもう一度話し合う必要があるかもしれません。

そして上にも書いた通り、この【家計の総決算】を行うことで、この1年で家族の幸せのために使ってきた「②今を楽しむためのお金」についても、再度しっかりと味わい振り返ることにも繋がります。


今年一年、お金に困らず家族で楽しく過ごすことができた

沖縄には行けなかったけど、近場の1泊旅行には2回行った

夫がほしい車を買うことができた

美味しいものもたくさん食べに行った

今年も必要なお金はあった!!


今年は車を現金一括購入しているので、いったい資産増加額はいくらくらいだろう?

投資結果も大きく影響するので、まだ結果はわかりません。

それでも「価値ある1年だった」と思えることは間違いないはずです。

それを確認するための【家計の総決算】なのですから♡


「家計の最終目的は、余暇と娯楽である」


私はこの言葉におおいに共感しています。

利益の出口は娯楽である。

だから今使ってもいいし、未来の自分のためにとっておいてもいい。

今年使ってきたお金にも、増えてくれたお金にもしっかりと向き合い、来年も良いスタートを切っていけたらいいなと思っています。

とにかく【家計の総決算】は、とても楽しみだ!



最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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(イラスト提供💛何時かのさん)

何時かのさんの描くイラストは、写真と絵の融合。

斬新ですごく素敵なイラストです。

ひまわり🌻に蜂がいて
お金も大きく育てるだけじゃなく
与えることもするっていうイメージです😆

アンポンタンな私は「GROW」の意味がわからずググりました(笑)

成長する・育つ・大きくなる

という意味でした♪

毎年、”我が家の愛しいお金たち”が、どれだけ成長してくれているのか?

子供の成長記録と同じで、私は楽しみで仕方ないのです。

何時かのさん、素敵なイラストを本当にありがとうございました!







いただいたサポートは、夢の実現のために使わせていただきます 私の夢は 日本全国の学校・図書館に、漫画『宇宙兄弟』を寄贈すること https://note.com/arigatou_happy/n/n4b0d2854718c 一歩一歩かぺる(頑張る)しかない!(2023.3.21)