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プロポーザルのリ・デザイン

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#プロポーザル

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする<番外編08>「佐賀市立図書館大規模改修に伴う基本設計等業務委託」公募型プロポーザル

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする<番外編08>「佐賀市立図書館大規模改修に伴う基本設計等業務委託」公募型プロポーザル

私が代表を務めるアカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)は佐賀市立図書館の大規模改修に係るアドバイザリー業務受託者をしているのですが、その業務の一環で関わっているプロポーザルが公告されました。

私自身、公告内容について読み込み、意見を述べたプロポーザルです。当然、すべてが私も思うままになるわけではありませんが、ずいぶん寛大に提案を受け入れていただいたと感じています。

要項類を精読いただ

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#021:一次提案で求めるもの-多様な職能への要求を明記すべきか

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#021:一次提案で求めるもの-多様な職能への要求を明記すべきか

前回、チーム体制について述べましたが、情報設計、コミュニケーション、防災・減災、専門アドバイザーといった従来はあまり見られなかった職能を含むことを要項に含めるべきでしょうか。

基本的には求める職能は要項に明記すべきと思いますが、重要な前提条件があります。それはその職能が求められてしかるべきプロポーザルであるということです。つまり、そのプロポーザルで求める設計者チームの業務が、そうした新たな職能の

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#020:一次提案で求めるもの-なぜそのチーム体制か

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#020:一次提案で求めるもの-なぜそのチーム体制か

一次、二次と二段階の選考・審査をするのが一般的ですが、では一次提案では何を求めるのがいいでしょうか。この話題を数回つづっていこうと思います。

一次提案で求めるものの第一要素を私はチーム体制であるべきと考えます。設計(者)プロポーザルは案ではなく、人を選ぶものです。であれば当然、まず聞きたいのはどのような体制でプロポーザルに臨むのか、この一点です。

この際、往々に設計者の体制しか記述を求めない要

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#019:参加表明を求める是非

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#019:参加表明を求める是非

公告と同時に参加表明の受付を始めるプロポーザルは少なくありません。ですが、そもそもこの参加表明の受付に意味はあるでしょうか。あらためて考えてみましょう。

参加表明を求める理由は主に2点と思います。1点目はプロポーザルが無事成立する保障を得るため、いわば安心感のためです。最低でも数者(複数者)、できれば10者以上の参加表明があれば、競争性がある形でプロポーザルが行われることが保障される見込みが高く

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#018:第1回委員会の議事録を公開する

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#018:第1回委員会の議事録を公開する

久しぶりの連載再開です。前回は質疑回答について述べましたが、門真市庁舎エリア整備に係るPDO事業プロポーザル方式で関心する取り組みを見たので、議事録の公開について考えていきましょう。

プロポーザル審査にあたっては、通算3回程度の選定・審査委員会が開催されます。1回目はプロポーザル公告の前に行われるのが一般的で、基本的には委員同士の顔合わせと公告内容の読み合わせが主目的です。2回目は一次選考の審査

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする<番外編07>「性善説のプロポーザル改革で、行政の「無駄」をなくす」

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする<番外編07>「性善説のプロポーザル改革で、行政の「無駄」をなくす」

昨夏以降、自分が参加するプロポーザルに追われ、まったく記事更新ができませんでした。相変わらずプロポーザルへの挑戦は続いているのですが、この間のプロポーザルの悲喜こもごもを踏まえて、2024年はもう少し持続的に更新していこうと思います。
さて、再開1回目が番外編で恐縮ですが、私へのインタビュー記事が公開されたので先に紹介します。

新・公民連携最前線インタビュー
「性善説のプロポーザル改革で、行政の

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする<番外編06>国立環境研究所の競争不参加に関するアンケート

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする<番外編06>国立環境研究所の競争不参加に関するアンケート

プロポーザルへの参加をさまざまな理由で見送ることがありますが、感心する事例がありました。

・国立環境研究所 - 令和5年度国立研究開発法人国立環境研究所新研究本館新築基本設計業務[企画競争方式]
https://www.nies.go.jp/osirase/chotatsu/kokoku/20230703I1.html

では、競争不参加に関するアンケートを行っており、「不参加とされた理由」「本

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#017:質疑回答をどう行うか

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#017:質疑回答をどう行うか

プロポーザルを公告した後、最初の大きなステップが質疑回答(質問回答)ではないでしょうか。公表した書類の記載内容を中心に提案を考える事業者が不明点を質問し、行政サイドは回答するものです。今回はこの質疑回答のあり方を考えます。

例によって最初に、私が望ましいと考えるポイントを示します。

質疑回答は必ずウェブで公開する(メールで個別、あるいは質問者全員に同報で通知しない)

見解をあらためる勇気をも

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#016:提案書の枚数は何枚か

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#016:提案書の枚数は何枚か

最近、自分自身が提案書を出す側のプロポーザルが立て込んでおり、ついつい更新できずにいました……。

さて、これから何回か求める提案について述べていきます。

まず最初に提案書の分量の最適値を考えましょう。あくまで私見ですが、A3片面で3枚まで(A4なら5、6枚)が提案書の最適値と考えています。なお、あくまで提案書の話です。実績調書や担当者調書は別勘定ですが、体制図については私は提案書に含むべきだと

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする<番外編06>平川市 尾上分庁舎改修工事設計業者選定プロポーザル

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする<番外編06>平川市 尾上分庁舎改修工事設計業者選定プロポーザル

私が選定委員を務める設計者プロポーザルが始まっています。

・平川市 尾上分庁舎改修工事設計業者選定プロポーザル
https://www.city.hirakawa.lg.jp/shigoto/keiyaku/2023-0511-1140-13.html

選定委員会の委員長は北原啓司さん(弘前大学)です。北原さんはこれまでも数多くのプロポーザルを手掛けており、私がプロポーザルのリ・デザインを試み

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#015:参照したい国のガイドライン等と地方自治の原則

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#015:参照したい国のガイドライン等と地方自治の原則

ここから設計(者)プロポーザルの各種書類の書き方に入っていきますが、その前に参照しておきたい国のガイドライン等を紹介します。

・国土交通省 - 入札・契約手法
https://www.mlit.go.jp/gobuild/gobuild_tk6_000085.html

関係書類はおおむねここに揃っています。特に見ておきたいのは、以下の5点です。

この5点は非常に参考になります。プロポーザルの

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#014:提案者は匿名か顕名か

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#014:提案者は匿名か顕名か

前回は審査委員会の匿名・顕名を話題にしましたが、今回は提案者の匿名・顕名を論じましょう。

これも先に結論を述べると、提案者名は絶対に顕名であるべきで、公平性の観点からも匿名にするのは避けるべきでしょう。これは審査委員も複数回務めた経験からも言い切れます。よく提案者名が明かされていると情実が働いてしまうという懸念を耳にします。ですが、本当にそうなるでしょうか。

審査委員経験者として言えば、他の審

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#013:審査委員会は匿名か顕名か

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#013:審査委員会は匿名か顕名か

自分が提案する側のプロポーザルの準備があったり、審査委員を務めるプロポーザルがあったりと少し余裕がなく、前回から日が空いてしまいました。

さて、人選等を述べた審査委員会ですが、委員を匿名とするか、顕名とするかについて述べていませんでした。結論から言うと、プロポーザルをリ・デザインする場合は当然顕名にします。これは絶対です。

そもそも従前のプロポーザルで顕名にせず匿名にする理由がわかりません。よ

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設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#012:行政の無謬性から脱却する

設計(者)プロポーザルをリ・デザインする#012:行政の無謬性から脱却する

プロポーザルとは行政が一方的に設計者を選ぶのではなく、実はそのプロポーザルに参加するかという時点で行政も選ばれているのだと前回、書きました。だから、互いに選び合うマッチングという意識が重要なのですが、もう1つ、大事にしたいことがあります。

それはプロポーザルを実施中に規定や解釈に不確かさや誤りがあった場合、勇気を出して誤りを詫びて行いを正すことです。行政としては誤りを認めるのは非常に難しいことで

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