森山大道に感じる深み
巨匠は若い頃から自分の仕事に無我夢中で貪るようにのめり込んでいるものなのだろう。そしていつか理屈で捉えられないものも捉えることができる目を手に入れることができる。それは、とても魅力的だ。おれも自由に豊かに世界を見たいし、感じたい。森山大道は、それができているのだろう。芸術に自分がなみなみならぬ魅力を感じるのも、そこに理屈では掬い取りきれないたくさんの感覚があって、そこは世界の深淵の門のような、踏み入れるとどこまでも奥に続いていく壮大な豊かさと深みを感じるからだろう。せっかく、