大磯散歩 〜再建された旧吉田茂邸〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。
せっかく大磯に来たので、旧吉田茂邸へも行ってみました。
2009年に火事で焼失したのですが、大磯町旧吉田茂邸再建基金により2016年再建工事が完了しました。
旧館は、京都祇園の歌舞練場などを設計した建築家の木村得三郎の設計。
20畳ほどの書斎の一角からは、富士山を一望できる。
脱出口も完備!非常時に外へ外出するためのよう。当時は、2階から梯子を降りると、車を停めているガレージに出られたそう。要人の家の設計って面白い。
新館は、吉田五十八の設計。晩年の吉田茂は、こちらで過ごしていた。
ここは、ローズルームと言われた食堂。毎年、新しく赴任した外交官補達を大磯の家に招待していたそう。
そのローズルームから行けるサンルームは、火事で唯一残った部屋。
吉田茂の生前には、ブーゲンビリアなどの熱帯植物が植えられていた。
「金の間」は、賓客を迎えるための応接間。窓まわりが軽やかで華やかな印象。
舟底天井の目地が金!4月末に行った吉屋信子記念館の大きな目地だったが、仕上げが違うとまた面白い。(https://note.com/archiroid/n/n2e9015f4af4b)
この部屋からは、箱根の山々や富士山、太平洋を一望できる。
吉田茂は、窓際に椅子を持っていって景色を楽しんでいてそう。
「銀の間」は、金の間に対して長押(ナゲシ)や柱、廻り縁(マワリブチ)がどっしりしていて、落ち着いた印象。書斎兼寝室として使われ、吉田茂が生涯を閉じた部屋。
大きな本棚も近くにあり、亡くなる間際まで執務をしていたそう。
他にもたくさんの部屋があり・・・豪邸すぎました!笑 福井
『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
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