シネマレビューのすすめ
1.自分の好みがわかる
ある年の年末に、映画好きの友人が ”今年見た映画ベスト10” というのをSNSに上げていた。
自分も真似てマイ・ベストテンを作ってみようと、映画アプリでつけていた作品のレビューと点数を振り返りはじめると、
「評価が高いのは、これと、これ、ああ、これも良かったな」
とか、「なんだかディズニー作品が多いな」「これも、これも、似た感じのヒューマンドラマだな」「友人は上位に上げていたけど、自分はピンとこなかったな」など自分自身の評価の傾向がわかってきた。
ちなみに、私の傾向は
・人間ドラマ、それも、本当の気持ちを素直に表せないけど、最後にやっと言えるパターン。
・今の世の中の空気をうまく反映しているもの。ただしポジティブに。
これは、ディズニー作品に多い。
・映像が美しく、しかも音楽とぴったり合ってると最高!
と、他にもいくつかパターンがあるのだが、なんとなく自分の好きな世界観がわかる。(逆に例は上げないが、苦手パターンも)
それからというもの、気に入った作品に限らず、あまり響かなかった作品も記録に残すようにしている。
2.他の人の考え方を知ることができる
レビューアプリでは、まず鑑賞前にランキングとレビューを数点チェックしてから映画館に向かう。
そして、鑑賞後にもう一度、他の人のレビューを眺めて、
「ああ、自分と同じような感想だ!」とか「言われてみれば、そうかも!」とか「この人とは全然意見が合わないな」なんて思いながら振り返りをする。
中には、これは観て損したなと思うような作品を「今まで観た中で一番感動して心が震えた」なんて書いている人も。
そう、世の中にはいろんな考えの人が居るんだってことが、わかりやすく再認識できる。
自分の当然は、他者の当然では全く無い。
3.別のユニバースを想像できる
約2時間で、古代ローマの戦士、薬物中毒に苦しむ音楽家、京都の舞妓、最近の作品で多いのはマイノリティの人々、などなど、様々な時代や役どころの人生や世界を観ることができるのが映画だ。
自分自身の人生では知り得なかったような世界線=まさに別のユニバースに想いをはせることができる。
海外旅行をきっかけに、宗教観や人生観に影響を受けて、生き方の常識が変わる人が居るように、映画でも小規模だけどそういうことが起こる。
結果、想像力が豊かになる
この3点をどこか頭の片隅で意識しながら鑑賞を続けていくと、徐々に自分がバージョンアップして、想像力が豊かになる。
視点も多角的になるし、思考のダイバシティって感じ。
なので、これからも映画鑑賞とレビューはセットで続けていきたい。
気になったら、ぜひやってみて下さい!
おすすめの映画レビューアプリ
Filmarks:レビュアーに映画好きの人が多い印象。私も今はこれがメイン。
映画ランド:レビュー機能もあるし、何より上映時間を調べやすい!
IMDb:海外映画データベース。日本の映画も登録されてる。facebook連携の相性が良い。