風に吹かれて
空いた穴を埋めるものは
そこに「あった」ものではなく
これから「手にする」ものでなければならない
まだ白紙だったキャンバスの上に
鮮やかな景色を描いた。
空虚と言う名の列車を降りて
青春という街に繰り出し、腰を下ろし
未来を夢みた
けれど時計の針は止まらない。
青さは濃さを持ち、濃く茂ってゆく
いつか枯れ果て新たな青を生むために
さようなら。美しい春だった。
あなたに少しだけ厳しい冬と
その厳しさに見合う新たな春が来ますように
そして俺へ
長い冬が終わった先にこそ
美しい桜が生まれるのでしょう。
冬にこそ強くあれ。
「後悔はある。
やり直しなど何度求めたか分からない。
この結末をエミヤは未来永劫
呪い続けるだろう。
だが俺は間違えてなどいなかった。」