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病院に行きたいかもしれないと夫から言われた日
夫が転職して
4か月ほど経ったある日の週末
お互い仕事中で昼休憩の時間が
さしかかっていた時に夫からのLINEが鳴った。
『土曜日、午前中少し出てもいい?』
と夫からの連絡であった。
いつもの如く髪でも切りに行くのだろうと思っていたが、元々私は友人と久しぶりの映画に行く予定が入っていた為、午後は夫に子どもを見ていてもらう予定だったので時間の確認ついでにどのくらいで帰るのか聞き返した。
『髪?何時くらい?』
と聞き返した後、
しばらくして来たちょっと長い文章の
夫の返信に手が止まってしまった。
『メンタルクリニックに行ってみたい。』
とだけ書いてあった。
想定外すぎてすぐに言葉が出なかった。
え、まさか今日自殺なんかしないよね…?
と瞬時にあらぬことまでよぎってしまい
私のその日の仕事は全く手につかなかった。
とりあえず症状を聞こうと
冷静に聞いた夫の返答はこうだった。
ずっと胸の辺りがギューって
苦しい感じだが病気的ではない。
仕事も頭の中ゴチャゴチャで整理付いてないのに仕事覚えなきゃならん事もたくさんあって、どれも出来てないし、でも目の前のこなさないといけない業務に追われてタスクがどんどん溜まっていってしまっている。
会社選びを失敗したって
認めたくないけどたぶん失敗だし
そんな無能な自分に情けなくなってる。
さっき移動で歩いてたら勝手に涙出てきて
ヤバイと思って病院行ってみようとおもった。
誰かに言おうかとも思ったけど
誰にも言えなかった。
という内容だった。
とりあえずは帰り道に血迷って
電車にでも飛び込んでしまわないよう
とにかく早退をしてでも早く家に帰ることと
帰ってゆっくり休む事と病院に一緒に行く事を提案した。
そして私は午後の仕事が
全く頭に入らないまま友人との映画を断り
残りの半日は仕事の案件を片付けながら
片手間で会社のパソコンでひたすらに
心療内科の病院探しをしていた。
(もう今日くらい多めに見てという気持ちでの会社PCでひたすらに病院検索ネットサーフィンをしました…)
これが夫の適応障害と
闘うことになった始まりであります。