大学院生の秋の土曜日の過ごし方【日記2022/11/6】
本日土曜日はCoSTEPの日。今回の講義は朴先生の「アートをインストールしていくこと」。アートは好きだし、美術館には年に数回行く。しかし、現代アートについて自分の中で全く知識がなかったし、どう解釈すれば良いのかすら知らなかった。以前行ったバンクシー展で、多すぎる情報に溺れそうになった経験があるので、どちらかと言うと避けてきた分野だ。
現代アートとは、アートというメディアを使って表現し、社会にどのような影響を与えるのか問いかける学問のようだ。様々な作品を通して、そのアートで作家が社会に与えたい影響について、更に受け手がどのような影響を受けるのか具体的に教えてもらい、現代アートの大きな力を知った。
アートの作品作りを通して様々なステークホルダーが繋がるのだが、その繋げるという行為に対して、アートをインストールしていく必要性があることを学んだ。ステークホルダーだだけではなく、アートを介して色んな立場の人間が関わっている。
「アートとは点を打つこと」
一つの物事を具体的に見ていくことで、その世界をどう解釈するのか。
「解像度高く、世界を見る」
朴先生の、最初と最後の言葉が繋がったことで、私の中にアートをインストールするスイッチが生まれた気がした。
現代アートの解釈についてぐるぐるとめぐらしていたら、札幌農学校第2農場へ足が向いていた。ここは季節によって、全く違った顔を見せてくれる場所だ。札幌駅から遠いからか、あまり観光客もいないので静かに散歩することができる。紅葉真っ盛りのモミジと、ちょっとさみしいハルニレ。
ハルニレの幹には、面白いパネルが。学名と読み方と生息地が書かれてあるごく一般的なラベルだが、よく見るとAinuと書いてある。アイヌ語でハルニレをチキサニと言うらしい。ハルニレ一本でもアイヌ文化を感じることができるのは、面白い展示方法だと思った。
札幌農学校第2農場を後にし、信号待ちをしていたら、工事現場の所に可愛いお知らせが。なんだか甘いものが食べたい気分になったので、jikanへ足を運ぶことに。以前までのjikanは知らないけれど、ほっと一息つけるちょっと贅沢な時間を過ごせた。壁に沢山かけられた謎の時計はjikanを表していたのに気づいたのは、お店を出てから。
小さな謎が解けて、すっきりした。
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