Speak for yourself, my friend
驚くことに、品性のかけらや教養さえない人間というものが存在する。
人はひとりひとり違っているのが当たり前。その個の違いの良さを認められず、人種差別するような心の狭い人間たちのことをここでは言っている。
可哀そうだが、差別をする人たちは、育ちの過程で何かがあったのかもしれない。それでも誰かを悲しませたり傷つけたりする言葉を、平気で浴びせてはいけない。それを冗談で片付けてはいけない。自分自身もいつかきっと、誰かに粗末に扱われることになるだろう。
アジア人があちこちで差別されたニュースを聞いたり読んだりしたが、そういう意地悪な人達は、もともと性根腐った人たちであることが多い。コロナを理由に、己の浅はかさを露呈させてしまっただけのこと。
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今日本当に悲しいニュースを目にしてしまった。
「サッカーフランス代表のグリーズマンとデンベレがアジア人を差別」(YouTubeで以下を検索すると映像が見れます)
"Griezmann and Dembele are racist against Asian"
もちろん良い人間もいれば、悪い人間もいる。そんなことはわかっている。
フランス代表がこんなことをしていても、フランス国民全員がそうだというわけではない(当たり前だが)。彼らもきっといい迷惑だ。
それでもこの映像を見る限り、どうしたらこんな言葉を発することができるのかが疑問。口がひん曲がっているんだろうか?
💛
私の経験談でしかないが、今までいろんな国を旅してきて、良い人と悪い人の差が激しかったのがフランスだった。驚くほど親切な人もいたが、一方でびっくりするほどのいじわるをしてきたり、騙そうとしたりしたのもフランス人だった。
今はフランスの国境近くに住んでいるのでフランス語もできる。けれどフランス語ができたとしても、フランス人と「コミュニケーション」したいかといえば別の話。語学のレベルうんぬんの前に、正直私は彼らとウマが合わないと感じている。
「フランスという国は好きだし、フランス文学や食文化も好き。でもフランス人は好きではない」というドイツ人は実は多い。歴史上の理由もあるけれど、それだけではない。フランス語ができないとわかるととたんに、粗末に扱ってきたり、バカにされるというのだ。
自分の国を誇りに思うことは素晴らしいこと。でも自身を過大評価して他人を下にみたりすることに、いったい何の意味があるのだろう?
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こんなことがすぐにヤフーニュースになってしまう時代、寂しいな。
フランス代表の選手として、言動にまで頭が回ってこそ「一流」と言えるのではないだろうか?
というか、そういうところにこそ誇りをぜひ保ってもらいたいものである。