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"We can't truly be leaders if we're only living for reelection" (by Matthew McConaughey)

俳優のマシュー・マコノヒーがホワイトハウスで演説した際の動画をユーチューブで見た(Matthew McConaughey joins press secretary Karine Jean-Pierre for White House briefing — 6/7/22 - YouTube)。

5月24日に起きたテキサス銃乱射事件についてのスピーチだ。

怒りといら立ちと、悲しみが雰囲気から伝わってくる。
血の気が引きすぎて、彼の顔も真っ白だ。

というのも、この事件の起きたテキサス州のユバルディという街は彼の生まれ育った故郷。愛する地元民たちに悲劇が起こったということで、彼の精神的ダメージも悲しみの深さも相当なものにちがいない。

マシューと奥さんは家族を失った人たちの元に足を運び、話を聞いて廻ったのだという。

その時にご家族から聞いた言葉は「彼らの死をどうか、無駄にしないでほしい」という願いだった。
               😿

こんな悲惨なことが起きたのにも関わらず、その後誰一人として立ち上がろうとしている気配がない。政治も動かず、改善された様子がまるで見えない。被害者の声は、かき消されてしまいつつある。

もうすべては他人事。誰も責任を取りたくないからだ。

やっていることは違えど、政治家はどこの国でも似たり通ったりなのかもしれない。

幾度の乱射事件が過去に起きても、そうやってやり過ごしてきたのだから。

アメリカ社会から銃は失くなりはしない。

ではどのように規制をするのかを具体的に議論する等、本当に関心がある政治家はどれだけいるのだろうか?

                😿


被害にあった子供たちは、その小さな体が砕け散るほどに銃によって撃ち抜かれてしまい、多くの場合身元の確認が難しかったのだという。

大好きで毎日履いていたグリーンのコンバースからしか、遺体の身元を確認する術がなかった女の子もいる。

州によって銃規制がまちまちなのはおろか、そもそも安価でおもちゃのようにあちこちで手に入ることが恐ろしくてならない。

昔そういえば誰かの弟がBB弾を持っていたが、あれさえも結構ヤバい破壊力を持っていたように記憶している。

ホンモノの銃なんて、もう相当酷いものなのだろう。


多くの人はこれを機に「バックグラウンド・チェック(人物確認)」を求めているが、そもそも人間がずっと理性的で、健康で、安全な環境に身を置けているという保証はどこにあるだろうか?銃を安易に使用しないと、本人以外約束できないではないか。

よくアメリカではスイスの例が出されると聞く。でもスイスとアメリカでは状況にかなり違いがあると私は思う。

例えばスイスでも銃を所有する率が極めて高く、また保有することが当然の権利として認められている。けれどアメリカのような乱射事件がないのは、スイスがそもそもとても安全な国だという大前提があるからに他ならない。ある一定の資金力がなくては、スイスで生活することなんて到底無理だ。

それにスイスでは兵役義務があり、これに適したとみられる男性は訓練をきちんと受ける。この銃を買いとった人は、保持しているライセンスを小さな地域内(ドイツでは警察に届けることになっている)に届けを出す必要がある。一般人でも購入する際、厳しいテストに合格し、銃を保持するのに値する人格であることを証明する必要がある。

また銃を売る方も非常に厳しいライセンスを必要とする。つまりは売る側と買う側、またそれを管理して厳しく見張る側(州や警察)などが固く連携をしていて、アホな考えを犯すスキというものが作られない。常に「見張られて」いるのだ。

いずれバックグラウンドチェックが作られても、アメリカにおけるこの「選別方法」はスイスにおけるそれとはまた別のものになるだろう。

どのように行われるべきなのか、またこれがどこまでアメリカで有効なのかは何とも言えない。

                😿

マシューの言うとおり、誰か特定の人が再選されるためだけにあるような「選挙」の在り方についても、あらためて考え直す必要があると思った。


国民の安全を第一に考えてくれる人は誰だろう??

またその義務を遂行するために、必要なサポートを得て正しい意思決定が行えるような優れたそんなリーダーを、私たちも厳しい目で選んでいかなくてはいけない。

責任逃れをするようなじい様たちは、もういらないよ。

私たち国民もなあなあに生きるのではなく、もっとより良く生きるために本当に必要なリーダーを見極める必要があるんじゃないかな。




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