誰も私を知らない
心の病気かもしれない。
軽率にこんなことを書くのは誰かへの失礼に当たるのかもしれないけど、ここ最近の私はどうもおかしい。何かにずっとイライラしているというか、よくわからない喪失感が常につきまとう。朝バイトに入って昼か夕方に終わって、帰って卒論をやろうとするのに家に帰ると思考が停止したみたいに常に目の焦点があっていない。頭があまりに空っぽな状態でどうぶつの森の実況動画を一日の中で何度も繰り返して見ている。(コレ字面で起こすとめちゃくちゃやばいことしてるな。)
でもその原因が何にあるのかわからない。誰かに怒られてもいないし特に大きな失敗もしていない。大して傷つけられてもないし、逆に「え?それもっと怒っていいことじゃない?」と驚かれたりもする。イライラしてるのかしてないのかもわからない。だけど気が付くと自分がどこを見て何を感じているのかわからないのだ。
お腹がいっぱいなのに、夜中に冷蔵庫を開けて中身が無くなるまで詰め込んでしまってさすがにおかしいと思い始めた私はストレスチェック診断をやってみた。素直に、正直にやってみると「とりあえず病院に行け、やばいぞお前」ってくらいに重度の精神状態にあると診断されて本当に驚いたと同時になぜが涙が止まらなかった。気づいたら涙が流れていて、でもそれにすらなんの感情も湧かなかった。
全部私が原因だ。
好きな人からDMの返事が返ってこなかった。約束していた友達に予定をすっぽかされた。自分が頑張った企画が水の泡どころか皆への負担になった。
全部全部私のせいだ。私が何も頑張れない人間だから。先を見通して物事を進められないから。私が不細工でデブでどうしようもない見た目だからだ。矛先のわからないイライラの原因は自分自身にあって、どれか一つから直さなくちゃいけないのかもしれないけどそんな精神まで自分が追い付かない。
自分があまり好きじゃない子のことを、自分が仲良しだと思っている子が「この顔になりたい」ってストーリーに書いてるだけで苦しくなった。私はその好きじゃない子から何度か胸を痛めつけられるようなことを言われて苦しくなったのに、やはり世間は外見なのかと思った。鏡を覗くとそこにはとてもじゃないけど人から褒められる容姿だとは言えない私が映っていて涙が出る。ならせめてでも華奢な体形でありたいと思うのにストレスで過食が始まってしまった。
イライラの原因が何なのかわからないんじゃない。今私を取り巻くすべてが私を苦しめる要因で、つまり私は今すべてのことを苦しいものだと感じてしまう心なのだ。
私はダメ人間で死んだ方が良いと本当に思うけど、ふと第三者目線に立って自分を見てみると馬鹿みたいに頑張っていてすごいなと思う。卒論がやばすぎるって言っているけど1週間で終わるわけがない量を目標としているから達成していない自分をせめているのであって、実際に2日間で5000字も当たり前のように書き進めるのは他の人からしたらすごいことらしい。バイトも当たり前のように週3,4で入っていてもっと入らなきゃ。休みすぎだ。と感じるけど、この前マネージャーからたくさん入ってくれてるけど大丈夫?と連絡が入って驚いた。好きな人から返事が返ってこないのも相手の予定的に今日は返せないのは何となくわかっていたし、連絡がかえってこない友人ももはやそれがその子のデフォで私が嫌われているわけじゃないのは正直分かる。だから別にその子に怒ってるとかは全くない。私のせいで厄介ごとになったと私は思っているけど、それを別の誰かに話したら絶対それは違うと言ってもらえることもなんとなくわかっているんだ、本当は。でもどうしても自分が嫌で気持ちが悪くて消えてしまいたい感情がぬぐえない。誰のためにもなれない自分が恥ずかしくて仕方がない。
唯一の長所は最大の短所
私が一番得意なことは人の長所を見つけることだ。どんな人だろうがなんやかんやでその人の良い点を見つけられるし、消えてほしいほど嫌いな人も1人だけいるんだけど、言うてその人の良い所だって言えと言われればいくらでもしっかり出てくる。だけど私が一番苦手なのは自分の長所がまったくもって見つからないことだ。唯一わかるのはこの人の長所を見つけられることなんだろうけど、それは他人との付き合いにおいての長所であって私からしたら他人の良い所を見つけるたびに自分にはそれが無いことを実感しては病むので私からしたらもっぱら長所とは言えないただのお節介で短所なのだ。
もっと私は私のことを認めてあげたい。でもそれが出来ないから私のことを全肯定してそばにずっといてくれる恋人とかが欲しい。でも出来そうもないし今好きな人だって脈無さそうだし二人で会える日は当分先みたいで憂鬱だ。会ってくれた方が私は何倍も卒論だってなんだって頑張れるのになあ。
私は私がわからない。存在して良いものだとも思えない。結局何者にもなれなくて、自分を肯定してくれる誰かがいないと生きづらいと思ってしまう弱い自分が本当に嫌いだ。でももし私のように心が苦しくて、何は無くとも涙が流れる人がいるとしたら、やっぱり私はこの文字でその人を救ってあげたい。
ちょっぴり日常に苦しくなっちゃったあなたへ。
今の私はあなたに勇気を与えられるほど強い心はありません。でもあなたと同じ位置に、同じ温度で心があります。なんて言ったらあなたの救いになるのかはわからないけど、あなたを苦しめる要因はあなたのせいじゃありません。あなたがどうしてもそれは自分が原因だというならば、病気のせいにしちゃえば良いんです。そういう環境なのが悪いんです。あなたは誰のためにもなれない自分を毎日責めて夜と戦っているかもしれません。でもこの文章を見てくれているというそれだけで、確実に私の心は救われています。いてくれてありがとう。何からしたらいいかわからないけど、一つ一つ自分を守ってあげましょうね。
ひとまず明日はゆっくりココアでも飲んで卒論少しやって、時間があったら病院行こうかなとか思っとく。