黄色くなった顔の痣が咲けば。
これでもか、という喧嘩をして
私は桜雨に近づいた。
私が儚くさせて、私が脆くさせていたのか。
君が言い放った、4年も居たら分かるだろ!に
私は分かりたくないと思った。
私は私じゃなくなるのが嫌だから、私はこの先もずっと雨。
自分の感情を口にせず、殻に閉じこもるのはズルい。
そんなズルいことをやってのける君は憎い。
ぶつかり合えば、ぶつかり合うほど。
アザをつくって、傷をつくって、腫れて。
ああ、これが世にいうDV洗脳なのかと思いながら。
私はできる限り、受け身を取らず力を抜いて身を任せる。
中途半端なまじめさと
中途半端なふまじめさと
頭を抱える自分勝手さも
全部自分の中のゴミ。
殴って冷静になって
困った顔をしながら後悔している顔を見るのは好き
すごくまぬけで、弱弱しくなる。
馬鹿でいい、馬鹿がいい。
けど数日後にはそんな君はもういなくて
モラハラの頂点みたいな君がまた登場する。
そんな君に私は精一杯の自分勝手をこれからも押し付け、
うるささを君に与えて、
君に呆れられながら殺されてしまえ。
もう少し私は私に優しくしてあげればいいのに
私はじっとこの薄汚れた場所を見つめ続けていて
もう戻るのが面倒になった。
心が苦しく、怒りに頭が侵食されることに
どんどん疲れ果ててしまった。
「「お前のせいだ」」
人に悲劇のヒロインぶるな、と言ってくるやつこそ
お前はこの世界の頂点にでも立ったつもりの
はずかしい人間か?と思う。
心の病気を自己責任、自分のメンタルが弱いだけと
吐き捨てるのもどうかと思う。
人間はみんなそれぞれ許容範囲は全く違うくて
環境も、受け取り方も違うくて
ただ事実として言えることは
そのきっかけを作った方が悪いだろう、ということで。
悪気があった、なかったの話ではなく、
相手に嫌な思いをさせた・相手を追い込んでしまった
ということが、もうそれは罪なんだよ。
まあ、そんなことを言ったってなにもならないんだけど。
だけど
離婚の手前まで行って、私を殴って、
最後に君が離婚したくないって言ったんだし。
それなら
せっかく延命したんだから
ちゃんと一緒に居たいね。
…。
なーんて、私は心の底から本当にそう思ってるのか。
私はいつだって、君から離れたい自分と君と居たい自分に挟まれて疲れてるだけで。
だから、ちょっとだけ眠らせてくれたら
私は、もうそれでいいや。
鏡を見たら
私の左顔に黄色い花粉がついているみたいで。
私はこれを洗い流せば
きっと綺麗になると勘違いしながら
また間違い続ける。