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『筋肉と私』

自分の筋肉は太いか、細いか?
きっと太い方だと思う。

平均的な成人一般男性と比較して、肉付きがいい方だと思うか?
いい方に見える。特に下半身は異常に発達していると思う。

何故か?

話は小学生の頃に遡る。
戻りすぎてもアレなので小学校3年生の夏休みにしよう。

 

毎朝目が醒めたらお袋が作ってくれた朝食が用意されていて
食べ終わり次第、小銭が少しだけ入った財布とチャリの鍵だけポケットに入れて
家の鍵は首に掛けて(いわゆる鍵っ子だった為)家を飛び出した。


午前8時にとある友人の家の前に到着、チャイムを鳴らし
まだ眠っている友人をお母さんに起こしてもらい15分ほど待っていると
朝食を済ませたもののまだ眠そうな顔をした友人と共にチャリで近所に住む他の友人達の家を周り
11時くらいには10人〜15人ぐらいになっていて、いつもの公園広場でサッカーやドロケー(ケードロ)などの遊びを日が暮れるまでやった。


誰かがスーファミ(スーパーファミコン)買ってもらったという話を聞きつけるとその友人の家に大挙して押し寄せて
順番にコントローラーを回し合いマリオカートなどをやり込んだ。

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筆者厨二、じゃなかった中二の頃


要するにお金をほとんど使わずに過ごした。
代わりに筋肉をものすごく使った。


筋肉?そう、筋肉だ。

話をゲーム以外の遊びをしている時に戻そう。


自分が暮らしていた地域は時代も合わせて、いま思えば決して治安の良い地域ではなかった。

特に中学時代は激しかった。特に運動部の連中は皆んなエネルギーが有り余っていたのだと思う(ちなみに自分はバスケ部でした)。
小競り合い殴り合いの喧嘩は頻繁に目にするし、誰と誰が喧嘩をしたという話もよく耳にした。


携帯電話もまだ普及していなくて、ポケベルは世の中にはあったものの知り合いは誰も使っていなかった。しかし現代のネットニュースばりに学校に行けば人づてに回ってくる噂話がとにかく一杯あって、毎日のように色々な知り合いのニュース、風の噂が自分の元にも届いた。

どれもこれも当時の自分には何故かとても信憑性のある話に感じたし、

同時に「しょーもないな〜」とも感じた。


目の前で喧嘩を目撃することも少なくなかったということは、
必然的に止めるか傍観するかのどちらかとなる。

学級委員をやっている時期が長かったので役割的にも止めざるを得ない。
結果、興奮した当事者から巻き添えの肘打ちや足踏みなど、こっちが手酷くやられたことも何度かある。

不意に衝撃的な打撃を受けると人間、不思議と冷静な自分が頭の中にいて
次に何をするのがベストなのかを高速で思考している感覚があった。


まあそんな感じで止めに入るんですけど、どうすれば彼らが止まるのかが

回を重ねてると当事者が誰であってもだんだんわかってくるもので。

最初のうちは喧嘩してる当事者同士をやめろよーと言いながら羽交い締めにする(この場合もう一人必要)などして引き剝がす、というものをしていたが

そのうち最も効果的なのは「手を出して止めることではない」ことに気が付いた。


喧嘩が始まった瞬間に、大声を出すのだ。

本人たちが怒りを忘れるレベルの大声だ。

これは効いた。

大抵両者とも一瞬で冷静になるけど「でも」とか、「こいつが」とか怒りの火はまだグツグツ燃えていて

なのですぐに一旦両者を引き剥がして、片方ずつから話を聞くことで
その後ちゃんと仲直りしてもらった(大体喧嘩前より仲良くなったりする)。

最終的には自分がいると肉弾戦の喧嘩は起こらない(口喧嘩は沢山起きてたと思う笑)クラスになってくれた。

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大事なのは、ここで筋肉は必要ないのか?


ということなのだが、

めちゃめちゃ必要だったと、今でも思っている。

人は物事の判断に視覚情報が実に9割近くを占めているわけで
子供の頃ならなおのこと、見た目を様々な判断基準に置く。


仮に自分がモヤシみたいな体躯だったなら、大きな声を出して止めても喧嘩は止まらなかっただろう。
威圧感が無いと言葉に説得力もあまり感じられなかった時代だからだ。きっと今以上に。


というか、モヤシ体型だったらそもそも注意を引きつけるほどの大きな声を出せる喉も持てていなかっただろう。


ある程度体格に恵まれていた(といっても中一の身長は150cmしかなくて、小学5,6年時はフルーツの缶詰を食べ過ぎたことがきっかけで肥えていたけど)のは有り難かったし、学級委員としてクラスを平穏に保つのには一番役立ってたんじゃないかなーと思う。


筋肉は自分が必要と心底思わない限り、定着してくれないものだと思っている。必要を感じなければ定着させるためのアクション、つまり鍛えようとそもそも思わないからだ。

走ることが好きだった(マラソン超苦手なので短距離だけ)のと、チャリに乗って遠くへ行くのが好きだったので、太ももが発達した。

重い荷物をいつも背負っていたので(ミニマリスト思考を持ち合わせていなかった)肩が発達した。漫画レベルのなで肩だけど強靱な肩だと思う。


必要と感じないと筋肉はつかないが、

「必要と感じるレベル」に持っていく方法がある。


それは、「憧れの気持ち」だ。

小学校3年の時、ドラゴンボールのアニメとコミックスにどハマりした。
自分でキャラを2Dサイズにデフォルメして漫画を描いていたぐらいだ(SDガンダムみたいに)。クラスで回し読みしてもらうのも嬉しかった。

ドラゴンボールは基本肉弾戦多めのバトル漫画なので、

主人公の孫悟空を筆頭に基本皆んな筋肉ビキビキだ。

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それがとてもカッコよかったのと、自分も17歳ぐらいになればああいう筋肉が手に入るものと思っていたけど、
やっぱり「修行」をしないと強くはなれないということで
チャリに乗ることであったり、外で何かしら運動遊びなぞしつつ一石二鳥精神で鍛えようとした。

憧れの気持ちと行動力が掛け合わされるとねがいは格段に実現しやすくなる。


心理学用語で言うところの「同化」もいいけど
人格はあくまでも自分なわけだから、自分ありきで憧れの人の持つ要素を取り入れていくのがベストだと思ったし、今でもそう思っている。

ちなみに中学高校におけるロールモデルはB'zの稲葉浩志さんとブラッドピットだ。彼らに関しては今もパフォーマンスも人格も変わらず尊敬の念を抱き続けている。

行動することは大事だけれど、行動を継続出来る「環境づくり」こそ最も大事だったなと感じている。


きっと人生は大切にしたいものしか残らない。

その大事と思える環境を、心底大切かつ必要と思えない限り

環境づくりをするのは腰が重いと思う。要するにめんどくさいと思う。

シックスパッカーだった時期が確かにあるけど、必要じゃない環境に生きていると人はどんどんワンパッカーになっていく。

度を越すと鏡餅みたいな体型になる。

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筆者二十歳の頃 右利きの為だからか右の上腕二頭筋しか発達していない笑


どちらが幸せとか不幸とかないのだけど、

俺はシックスパッカーの時の方が食生活もシンプルに良質で、
五感が冴え渡って思考もキレッキレで、目の前のことや先の事について
自分が大切にしたいと感じる人や物事について自分なりに深いレベルまで想いを巡らせることが出来ると確信しているし、経験として実感している。

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↑10kg絞った後。あと10kgほど内臓脂肪さん中心に逝っていただきます💪


高校時代は(間違えて)うっかり男子校に入っちゃったけど、これも自分を鍛えるという意味では正解だったと思える。友達にしても三人くらいだけどまだ繋ってくれているし。


昨年末から環境をガラッと変えた。意識的にいくつか習慣化したものもある。


結果、この二ヶ月で体重は10kg落ちた。
筋肉量も少し削られたけれど、良質な食事の継続と食事量の調整で
みるみる自分の体が内側から変わっていっていることを実感している。


習慣化したことは以下の3つだ。

☆基本毎朝5時起きで朝陽を拝み、浴びる
(ついでにインスタのストーリーにもほぼ毎日UPしている。曇り、雨の日は別日の朝陽の写真を眺めた上でUP)

☆一日一食〜二食生活の継続
(1月〜2月まで約60日継続し−10kg。3月からは朝にオール玄米、フルーツを中心とした簡単な朝食+会食がある場合は夕食、ランチアポがある場合は昼食、昼夜でアポがある場合は朝を抜く形式に)

☆瞑想&ノートに書く
(このSNSのnoteではなく、紙製のノートに様々なねがい(予定)を書いている。毎朝セットアップすることでかなえるための意識が薄れない)

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習慣化するにも「習慣化しやすい環境」というものがある。
そういう環境を整えるためにはそうするための意志と覚悟がいる。
一見難しいと感じる人もいるかもしれないけれど、決して作るのが難しい環境でもなければ習慣でもないと思い込む勢いでいこう。勢いって最も大事だ。根拠なき自信とでもいいましょうか。

習慣化してしまえば呼吸をするレベルでイージーなものばかり。
興味がある人は一度やってみて、感覚的にイケるかどうか確かめてみたらいいのではないかなと。


良質な筋肉を纏って生きていこうと決めたならば、それが実現し継続していくためのイメージをし続けられる環境を整えると、その内ウルトラヘルシーな心身の日々を生きることが出来るはず。


心身、特に心の充実こそが氣を高めてさらに一日24時間を存分に楽しめる。

スピードも生産性もUPするし、いずれ自分のことだけじゃなくて、周りの人や世界にも目を向けることが出来る余裕が生まれるだろうし

実際にアクションすることが出来るようになる。

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自己表現している人
人の為に全力を尽くせる人に心底頭が下がる思いだし尊敬すると共に

少しでも見習わせていただきたい気持ちですけれども

自分の心身のバランスを崩さずに、それでいて少しずつでも自分がやりたいこと、やれることのレベルを高めていけたらいいなと思いつつ
生まれた時からずっと一緒である自分の肉や心と今日も向き合いながら

多くの人たちがとても大変な事になっていくであろう2020年の世界の中で

自分の現在の立ち位置や取り組みと、今後やっていく事についての精度を高めつつ、実現するための技術を磨きつつ人との付き合いを深めつつ、

どんな状況の社会、世界の中にいても

全てを楽しみながら活動していけたらなと思うし、ねがう。


そして行動するにも健康じゃなきゃ元も子も無いですよねということで、

自分の健康状態を知るのに一番わかりやすいのは

自分の筋肉の状態や、表情(筋)や顔色がとても参考になりますよねと。(もちろん便とかもね。)


あとは愛する家族友人でしたり、そばにいる女性を守れる筋肉持ちであればいいですなと。(自分の周りはとても精神的にたくましく強靱な女性が多いのですが笑)

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そんな感じでこの記事を締めたいと思う。



最後に、この記事をミュージカル『王様と私』みたいなタイトルにしてどうもすみませんでした。



蒼山(だーやま) 拝



蒼山のメディアその⑧

https://xocean.themedia.jp/


蒼山のInstagramその①

https://www.instagram.com/aoyama118takayuki/



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「学級委員のすゝめ」
noteには未掲載なので近日中に公開



『王様と私』(Wikipedia)



追伸:大きな声って定期的にはもちろんのこと、不定期にでも出すだけでエネルギー高まりますのでね、ぜひ友人、ご家族と、もしくはお一人でもカラオケに繰り出してみてください。おすすめですよー

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