光源氏のニ面性
『源氏物語 37 横笛 』(翻訳)与謝野晶子(Kindle版)
それでも孫が可愛い好々爺の一面と自分の過ちを認めない頑固オヤジの一面が見られる光源氏であった。
朱雀院は出家したのに光源氏と関われるのなら女三宮の側にいれば良かったのに。まあ出家したから健康的になったのかもしれないが(贅沢をしないで山のもの食べていた)。女二宮と女三宮が両方とも不幸になるとは、女一宮は幸せなんだろうか?でも三姉妹だったらなんとか助け合ってやっていけるだろうにと思うのが現代の思考なのだろうな。
夕霧が落葉の君の前で弾いた「想夫恋」とはどんな曲なのだろうか?
岩崎宏美「思秋期」はどうだろう?
そして見舞いの返礼として、柏木の形見の笛を夕霧に渡すのであった。
そして二人が出来ているという噂が女房の間でなされ雲居雁まで届くことになる。
そして夕霧の夢に柏木が現れたのは形見の笛を薫に渡すためだった。やっぱ笛も物の怪扱いされるのか?
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