読書録📚書く仕事がしたい
ayumimimiさんの記事から気になり、読んでみました。
書くことについてもですが、ライターさんについて知れたのが特に収穫でした。知らない世界に興味津々。あゆみさんありがとう!
全般的に、著者の全ライターさんに向けた愛が感じられる本でした。
ライターになりたい人向けの本ですが、ライターってどんな仕事?雑誌とか書籍ってどうやって作られてるの?などが気になる人にもオススメです🤲
興味深かった点↓
ライターは「書きたいこと」がなくてもいい
何を書いていいのか分からないけれど、書く仕事がしたい→「手段」が決まっている人。
これを伝えたいから、書く仕事をしたい→「テーマ」が決まっている人。
ライターになる人は、(著者の私見によると)前者タイプが多い。
後者は、「テーマ」が重要なので、手段はライターにとどまらず、映画、音楽、絵でも言ってしまえば何でもいい。
しかし前者は、「これがやりたい!」という強いテーマがない反面、テーマを強く持って生きている人に取材するのが楽しい。
ライターには、そういう人が多い。
ライターとは面白がれる人である
ライターにとって一番大事な素養は、
「対象に興味を持ち、面白がれる能力」
「これってどうなってるの?」の興味から取材がスタートし、「なるほど!」の興奮をエネルギーに回転する仕事。
楽しめなくても、諦めずに頑張れる人も向いてる。
全然興味なかったのに、終わる頃には「愛してる!」くらいになっちゃう尻軽な人は、もはや天職。
フリーランスのメリット&デメリット
メリットは「自由」
デメリットは「収入の不安定さ」
収入に対して一喜一憂しやすいセンシティブな人、収入が減ると不安になる人は、結構疲れる(貯金して対策しておくのもアリ)。
一方、毎日同じ場所、同じ人、通勤などが苦痛で、収入の増減にストレスを感じない人はフリー向き。
永遠に発注され続けることはない
筆者の体験談。
レギュラーだと思っていた仕事がいつの間にか別のライターへ引き継ぎ、媒体自体が消滅、「また今度!」と言われた編集者さんに二度と会わなくなるなど、著者が担当してきた仕事は全て打ち切られてきた。
つまり、失客率100%。
永久に発注され続ける仕事はない。
(仕事を絶やさない方法についても、後ほど書いてありました)
仕事のほとんどは書く時間「以外」
書籍の仕事の場合(およそ時間)
・下調べ(10時間)
・取材(10〜20時間)
・テープ起こしを読み込んで構成(10時間)
・原稿作成(40〜60時間)
・ゲラチェックや書き足し(10時間)
原稿料は?
一括でもらう→40万〜70万
印税でもらう→部数による(初版・重版など)
日本の書籍の重版率は1〜2割
全部書く勢いなのでこのあたりで。
いやあ、めちゃくちゃ面白い。
こんなに面白いのにまだ4分の1くらい。
ここまで読んだところで、
ライターはそこまでお花畑な仕事ではありません。
と書いてありますが、ほんとに、厳しさ伝わってきました。
ライターは、意志の職業だなと感じました。
この先も気になる話満載でした
・クレジットはむやみに変えない
・未経験の人はとりあえず書いたもの見せて
・営業?するに決まってる!単価を上げろ!
・読者を知る「相場感」
・専門ライターになれば取材効率がいい
インタビューの話はめちゃくちゃ面白かったです…!!
徹子で触ってタモリで脱がせる。
「俺」が顔を出したら、そこ掘れキャン♡
興味津々でした。。
コーチングの傾聴に通ずるものもあるし、アベプラ平石さんのファシリは準備が9割(出演者の下調べ)にも通ずるものがあるなと色々発見でした。
ライターさんって、ほんと仕事のすべてが日常で行われているんだなと。本書に「いいライターになるには、人生に深くコミットすることが必要」と書いてありましたが、その意味をなんとなく感じられました。
お子さんが2歳になったのを機に、雑誌から書籍へ転向…これ、Voicyで小川奈緒さんも言ってた!と気付き。
ファッション誌は早朝から撮影でストイックだとVoicyで言ってた👀✨(Voicyというか最近小川奈緒さん好き過ぎる)
ちょうど小川奈緒さんの新著が届いたので、明日読もう!
この本を読んでからなので、さらに楽しめそうです。あゆみさんありがとう!(2度目)
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