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読書録📚人生を変える!「コーチング脳」のつくり方

コーチングってなんだろうと漠然と気になっていたことと、すごく売れてるので、どんなことが書かれているのか気になり読んでみました。

本書は、監獄の看守スタイルのマネジメントスタイルだった筆者が、とある出来事をきっかけにコーチングに出会い、マネジメントスタイルを見直そうと決意するも、テクニックに頼り一度失敗。
そんな折、アドラー心理学をベースとしたコーチングを自身が受けたことで開眼、真のコーチになろうと決意。本書は、そんな筆者が小手先ではない真のコーチングができるようになるまでのエピソードと、コーチングマインド、実際のコーチング風景がメインで描かれています。
結構感動的なストーリー(ポジショントークかもだけど)が多く、コーチングってすごい!という感想。
テクニック的なところも紹介されていますが、どちらかというと、コーチングマインドや、クライアントへ向き合い際の心構えが厚めに書かれています。

コーチングの対話例がたくさん出てくるのですが、質問はとてもシンプル。

基本これだけ↓

  1. 「っていうのは?」「たとえば?」→具体化

  2. 「ほかには?」「全部言えた?」→網羅

  3. 「どうして?」「何のため?」→目的

  4. 「言ってみてどう?」→反芻

  5. 「つまり?」「まとめると?」→抽象化

  6. 「〜の代わりに何?」「〜でなく何?」→肯定形

とてもシンプルなんだけど、なぜか相手から本心をズルズル引き出せているのがとても不思議。繰り出すタイミングが絶妙なんでしょうね。
筆者の実際のコーチングはYou Tubeで見れるそうなので、どんな感じなのか見てみようと思いました。

筆者いわく、コーチングはシンプル
その人が本当に望んでいることに関心を向け、その実現に向けて、その人ができそうなことに関心を向ける。それだけ。

ただし(ここから大事)
「つぎにどんな質問をしよう」
「これをクライアントに気づかせるためにどうしたらいいのか」
と考え上の空になることはNG🙅

クライアントは、上の空で別のことを考えているコーチの前では、真剣に考えたり一生懸命話したりしないそうです。難しい…。

筆者がコーチングするときは、映画を観ている感覚に近いそうです。
集中しているけどリラックスしていて、ボーッとしているわけでもなく真剣に見て、聴いて理解しようとする。
相手の話を映画を見るような気分で聞くってすごいですね。。傾聴力の塊ですね。

そしてなにげにハードル高いなと思ったのは、コーチ自身が、自身の気持ちに正直に生きている自己一致状態でなければならないということ。なぜなら、自己一致してない人が、相手に自己一致させることは不可能だから。
それゆえ、コーチは自身がコーチングを受け続けている人が多いそうです。

ママボランで受けた価値観ワークやGROWモデルもあり、あーこれ、コーチングの手法だったんだ!とアハ体験(?)もありました。

個人的にいいなと思ったのは、この言葉。
変えようとするな、知ろうとせよ

あと、この質問
その時のことを思い出してみてください。どんな気持ちでしたか?

あと、ポジションチェンジ(相手を想定して会話する)手法

コーチングの世界、面白い!
というただの感想でした。

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