京都暮らしと庭いじり~弘法市で鉢植え物色~
去年の晩夏、京都の庭付きの借家に引っ越して来ました。
休眠状態の庭が変化してゆく過程を綴っていきます。
京都に引っ越して3週間が経った。
近所にスーパーが3軒あるので、どの店がいいか買い物しながら検討中。
野菜好きなので、野菜の安さ、新鮮さが重要。
今日は9月21日。小雨パラパラ。
友人が弘法市に連れて行ってくれた。
毎月21日は東寺、25日は北野天満宮で骨董市があるそうで。
京都の人は「弘法さん」「天神さん」と親しみを込めて呼んでいるのだ
そうな。
弘法市の由来 : https://toji.or.jp/mieiku/
バス向かうと、立派な五重の塔が見えてきた。
東寺、広〜い!
入口も境内も、出店のテントがずらり。
たくさんの人で賑わっている。外国人観光客もいっぱい。
(小雨ゆえ、いつもより出店が少ないとのこと。)
うちの実家は四国八十八箇所のお寺の檀家なので、お大師様は近しい存在。金堂からは僧侶の読経が響き、食(じき)堂では、参拝者の写経が行われて
いる。
お参りしてから、出店を一通り散策。
友人のお目当てはかんざし。
私は布草履、野菜、そして萩の鉢植え。
まずは野菜をチェック。
友が万願寺唐辛子を買っている。まねっこして購入。
青ナス、初めて見た~!
店のおじちゃんが食べ方を教えてくれた。
1cmくらいの輪切りにして、バター醤油で炒めるとな。購入。
他にもいろいろ購入。ナップサックがパンパン。
布草履、あちこち探して、緑色のを購入。
手作りのアクセサリーいろいろ。
着物や帯も、安いな~。
骨董品屋のおじちゃんたちから、怪しいオーラが出ている。
(演劇公演で小道具を調達する時は、弘法さんか天神さんで物色しようっと。)
植木コーナーで私が変なテンションになっているのを、友に笑われる。
「ゆっくりしてって」と友は先に帰った。かたじけない。
(私は、美術館に行った時など、連れがいても自分のペースで観たい派。)
植木コーナーの植物たちをひとつひとつ観察。
は~~可愛い。
他のお客さんと店主のやり取りを盗み聞き。
あっちの店とこっちの店、どっちの萩が姿がいいかな。生命力あるかな。
あっちうろうろ。こっちうろうろ。
京都の人は「あちこち」を「あっちゃこっちゃ」って言う。
白い萩と赤い萩、どっちを買おうか悩んでいると、おじちゃんが負けてくれたので両方買うことにした。
やったね! ありがたや。
蕾いっぱいの紅白の萩を2鉢、両手にさげて鼻唄フンフン。
小腹が空いたので、タコ焼きモグモグ。
屋台の中で、タコ焼きを焼くお兄さんの背中を観察。波打っている。
その先に、焼き上がりを待っている笑顔のお客さんがずらり。
このワクワクしたエナジーが、1200年続いているんだなあ。
京都の懐で、心もお腹も満たされてほっこり。
今度は自転車で来ようっと。