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【鑑賞後感想】AIR/エア 85点。面白かったし、いい映画だってことに異論はない。ただ、……

まず、観る前にイメージした。きっと僕の好きな類のやつなんだろう?自伝的なやつだ。ナイキのエアジョーダン、靴作りのドラマかな?夢があって、それが叶って、感動。泣くやつ。そうだろう。

これは、期待だ。そして訓練にも近い。

さあ、それでは
作品の詳細と答え合わせ的なことをしよう。鑑賞後感想。

2023年
監督:ベン・アフレック
出演:マット・デイモン、ベン・アフレック
116分
ドラマ
85点 !!

面白かった!でも、85点。僕は、これ系の映画でマックスなのは『遠い空の向こうに』という作品なんですが、そこまでは……という感じ。

にしてもマット・デイモンさん。役作りなのだろうが、その小太り感、いいね!すごい役者だ。と、安定のベン・アフレック。あとね、みんな大好き、クリスタッカーも出ているよ!

以下ざっくりと。

1984年の
バスケシューズ市場シェア
  54% コンバース
  29% アディダス
  17% ナイキ

なんと、ナイキって、この時はこんな感じ。ナイキはランニング部門が強くって、バスケ部門はがけっぷちだった汗
そして
バスケ大好き、高校バスケから選手チェックする、エキスパートのソニー(マット・デイモン)がナイキバスケ部門再生のために、奮闘する。
彼の仕事は、才能の発掘と、誰に投資するかだ。

とにかく未来のスターに唾つけて(契約して)、あとはNBAでナイキの靴を履いて活躍してもらう。それが、宣伝。その靴は、そのブランドは、売れる。で、売りまくる。ライバルに勝つぞ!という
もちろんスター選出とは、あのマイケルジョーダン。彼と契約するために、ソニーはあの手この手を尽くす。

ソニーは、とにかくマイケルジョーダンの才能にベタぼれ。先見の明だ。
彼は、将来スター選手になる。そう信じた。
バスケには未来がある。
とにかくスター選手が履いた靴は売れるぞ!という、少し邪なところが……

ふと、
役所広司さんが演じた日曜劇場『陸王』を少し思い出した。
ちょっとフォーカスしているところは違うんだけど、熱いところは同じ。

90点にならないのは、その点にある。どうしても金に対する、ビジネス感が『AIR/エア』からは拭え切れない汗 あともう一点ある。さいごに。

ナイキ企業理念
3.プロセスより結果が全て。ルールに逆らえ。

ソニーは言う。
「彼が靴を履くんじゃない!彼が靴だ。靴が彼だ」

でもね、困ったことにマイケルジョーダンは、アディダスが大好き。

熱い仕事だ。
ルール違反?くそくらえだ!切り開け!まず行動!猪突猛進!

「誰かに聞かれたら病気だってことにしておいてくれ」
「……ああ、頭の病気だ」

けっきょく、ビジネス映画で。口が悪いし、でしゃばり。

……靴に意味をもたせる。

母親はスゴイ。
「靴はただの靴よ。息子が履くまではね」

信じること。
才能を信じること。
信頼する人間を信じること。
(トートロジーかww)

ナイキ企業理念
10.正しい行いは、おのずから利益を生む

書いてもいいような気もするが、ネタバレ的なことは伏せる。
まあ、エアジョーダンが好きな人、マイケルジョーダンが好きな人、ナイキが好きな人なら知っていると思うけど、まあ、観てみて。

れいのごとく、アマプラで観れるよ!こんな最新映画だっていうのに……


さいご、
90点にしなかったのは、泣けなかったからだ。
いい映画なんだけど、心は震えない。

僕の記事の中でありがたいことに1番読まれていて、かつ1番スキを頂けているのは、レジェバタの鑑賞後感想です。貼っておきます。よかったら!

最後まで読んでくれてありがとうございます。
また次の記事も読んでくれたら嬉しい(過去記事も)。それでは。

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