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天国にいる高倉健さんへ。銀平役には、彼以上に相応しい人物はいないだろう【読後感想】『侠』松下隆一

妄想ですよ。でも、そう思ったんだ。もし、本書が実写化したら、銀平には彼以上に相応しい人物はいないだろう。
ここからは戯言になるのかもしれない。もしかしたら、作者は彼をイメージして書いたのではないだろうか。分かるよ。物書きは、どうしたってたまにそういうことをする。キャラクターの輪郭がぼんやりとでもあった方がずっと書きやすいからだ(もちろん、まんまはダメだよww)。

人からオススメでもされない限り、どうしたって読む本には偏りが生じる。今日の『侠』こそ、普段なら読まない本の類だ。図書館で、新しいコーナーのところに並んでいた本書と、目が合った。要は、CDのジャケット買いみたいなことをした。ちなみに、ジャケット買い、ジャケ買いって死後かな?笑

↓ 見て、なかなかカッコいいでしょ。
・・・思わないかな汗 僕はね、とにかく惹かれました。

「侠」これで、「きゃん」と読むらしい。
 侠(きゃん):勇み肌でいきなさま。またはそのような人。

2023年
 シビレル本(or 泣ける本)
 時代
 80 点
 4.0 h

時代小説。主人公は銀平、60歳。昔はヤクザで、今は堅気で蕎麦屋。
ヤクザの頃、博奕が強かった。独り身。静かな生活してたけど、色々あって人生最後の大博奕をする!

博奕もいいが、この小説はそんな山場なんてなくなって、ぜんぜん機能している。蕎麦屋にやってくるお客さんの物語だけで、十分面白い。オシャレ。

うん、上品で心地よかった。わび・さびが感じられる。
そして山場の博奕シーンには引き込まれる。

だけど最後よ、あんまり楽しくなかった。
このラスト、これであっているのかい?汗
(ラストを絶賛している声も、帯には書いてあったけど、正直、僕には分からなかった・・・なんなら書かれていない方がずっとよかった。うしろごっそり無しにしたって僕は満足した。しかも、85点にしただろうなー)

ま、やんや言いましたが、面白かった。いい小説だと思います!

読後感想は、ほかにもニッチなのをやっています(純文学の新人賞ほか)。よかったら、読んで見てほしい。貼っておきます。新人に対してやんや色々と書いています(自分、何様かって話なんですがねww)。
まだ少ないですが、これからも増やしていきます。とりあえず貼れるうちは貼っておきます!

最後までに読んでくれてありがとうございます。
また次の記事も読んでくれたら嬉しいです(過去記事も)。それでは。


久しぶりの投稿になりました。少し立て込んでいて、noteが疎かになった。また、今日を皮切りにいっぱい書くぞ!今日は、リハビリ程度に短めで汗
また明日!ありがとう!

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